金子國義 展 『アダムの種』
上映・公演は終了しました。

1966年、澁澤龍彦訳「O嬢の物語」の挿画を担当し、美術界に彗星の如く現れた金子國義(Kuniyoshi KANEKO)。日本が活気づいていた1960年代高度経済成長期の新しい文化形成過渡期の真っ只中、三島由紀夫、澁澤龍彦、生田耕作、高橋睦郎、唐十郎、四谷シモン、コシノ・ジュンコなど、当時斬新な創作を試みていた神話的な人物たちと親睦を交え、金子独自の美学を形成した。サド、バタイユなどのエロティシズム文学、不思議の国のアリスなどにインスピレーションを受け、その過激なまでのエロスの果てに現れる《聖なるもの》のパラドクスを独自の解釈で描き続けている。文学と絵画を結ぶ幻想的な作風は、常にセンセーショナルな衝撃とともに、多くの人々を魅きつけてきた。絵画のほか、作陶、写真、装丁、服飾など旺盛な創作活動は留まることを知らない。
Bunkamura Galleryでは2003年「絵画の彼方へ」、2004年「放蕩息子の帰還」を開催、異種独特の世界に彩られた異空間は観る者を圧倒し、各界の多くから好評を博した。今回は近年ライフワークとして描き続けている「カインとアベル」「聖母マリア」など聖書からインスパイアされた油彩のほか、アンデルセンの「人魚姫」をテーマにした連作リトグラフ(いずれも新作)を中心にドローイング、版画、書籍などを展覧販売する。大胆な構図と洗練された色彩によって表現された、耽美で上質なエロティシズムをご堪能いただきたい。
写真上:「Sacrifice」2004年 油彩 25F
写真下:「La Mermaid」2006年 リトグラフ・手彩色 42cm×27.9cm

画廊・ギャラリー
金子國義
料金:入場無料
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







