田名網敬一「DAYDREAM」
上映・公演は終了しました。

このたび、Nanzuka Undergroundは、田名網敬一(1936-)の個展を開催いたします。田名網敬一は、今回の個展のために、これまで作品発表の主戦場として来た印刷美術から一転し、ペインティング及びドローイング、そして彫刻作品を、いずれも新作で制作致しました。
田名網敬一は、1950年代後半より作家活動をスタートし、60年代から70年代にかけて、そのきわめてポップなイラストレーション及びデザインで一躍有名になりました。当時よりアンディーウォーホルやジャスパージョーンズらと交流し、「モンキーズ」のアルバムジャケットを制作するなど、その作品は国際的にも高く評価されてきました。近年も、世界的スタイルマガジン『Wallpaper』(UK)の表紙を飾るなど、その評価は新たな世代を巻き込んで高まる一方です。
今回の個展「DAYDREAM」は、常にその時代のカルチャーの最先端を体現してきた田名網敬一の最新形として、金魚と少女に着目した作品を展示致します。今回の展覧会について、田名網は次のように語っています。
「今回は大作のペインティングと立体作品を中心に展示します。金魚に見立てた女性のドローイングシリーズも、約50点を壁いちめんに展示するのですが、部屋全体を水槽に見立てて、そこにたくさんの金魚がうごめいているという構成です。江戸時代の戯作者、山東京伝の読本『梅之与四兵衛物語、梅花氷裂』に、嫉妬に狂った女性の目や腹が膨れあがった蘭鋳(ランチュウ)のような怪物が登場しますが、この金魚妖怪に象徴されるように、金魚は人間によって人工的に作り替えられてきた奇形児のような存在。一方で現代の人間も、金魚的な存在と言うことができると思います。」
「僕はこれまでも一貫して、自分の記憶の深層や夢のモチーフを描くことで、日常世界と表裏一体に存在しながら、まったく異なる無意識のヴィジョン、つまり自分の内なる“異界”を描き出そうとしてきました。今回のペインティングに登場する金魚人間も、『その世界の深みからイメージを掘り起こし、自らのものとして意識的に実体化させたい』という欲求の延長線上にある存在です。その欲求の源は、戦時中、防空壕の中からアメリカの爆撃機の照明弾によって、祖父が飼っていた蘭鋳などの巨大金魚のウロコが異様に浮かび上がって見えた体験と、それによって醸成されてしまった、自分の内なる深層心理の作用にあると思います。
立体作品も、半人半魚の金魚妖怪になる予定です。京都などの花街では、入口に置かれた金魚の水槽をよく見かけますが、舞妓さんを籠の鳥ように金魚になぞらえたもの。そもそも舞妓さんはとても金魚的な存在だと思いますし、人間の美意識が生み
出した奇形的、奇想的な存在を描いてみたい、と思っています。」
会期中は未公開作品を含む過去数々の国際映画祭に招待された映像作品の上映、及び束芋とのトークイベントを開催いたします。また、当展覧会のカタログとして、画集『DAYDREAM』(グラフィック社)を出版致します。
■映像作品上映
11.30 Fri 18:00-19:00
12.1 Sat 18:00-19:00
entrance: 1,000円 (各回限定50人) ※予約可
上映予定作品:「マドンナの誘惑」(相原信洋との共作)2005 / 「TRIP」(相原信洋との共作)2006
「NOISE」(相原信洋との共作)2007 / 「一寸法師」(相原信洋との共作)2005
他8作品予定
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■トークイベント
田名網敬一 × 束芋
11.24 Sat 18:00-19:00
entrance : free (限定50人)
※要予約 -- メール(info@nug.jp)にて予約承ります。定員になり次第締め切らせて頂きます。
画廊・ギャラリー
田名網敬一
料金:入場無料
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







