ラズベリー・ライヒ
上映・公演は終了しました。

2004年/ドイツ・カナダ/90分/配給:S.I.G.
新作を発表するたびに賛否両論の嵐を巻き起こすクィーア・フィルムの異端児ブルース・ラ・ブルースが“テロリズムと性の革命”という今、最も危険なテーマに挑んだのが、この『ラズベリー・ライヒ』である。
ウィルヘルム・ライヒの性革命理論とヘルベルト・マルクーゼの『エロス的文明』を大胆に解釈し、テロリズムとポルノという異色のアナーキズムを合体させたこの作品は、サンダンス映画祭、ベルリン国際映画祭をはじめ、世界で70ヶ所以上の映画祭に招待され大きな反響を呼んだにも関わらず、日本国内の映画祭、映画館からはことごとく上映拒絶され、日本公開不可能と言われていた問題作。今回のレイトショーは、まさに奇跡の公開といえるだろう。
2003年にドイツで撮影されたこの作品は、60年代後半から70年代にかけて、果敢なテロ活動を行なったドイツ赤軍(RAF)に心酔する現代の革命家たちが、性と世界の革命を夢見て過激な行動に走る姿を、溢れる性描写と独特のユーモアを交えて描き出す。ゴダールの『中国女』、マカヴェイエフの『W.R. オルガニズムの神秘』、ファスビンダーの『第三世代』といった革命映画へのオマージュとB級エクスプロイテーション映画への偏愛がキッチュな映像の中で一体となったこの作品は、まさに現代の性と政治の制度を撃つ、ラディカル=ポップ・フィルムである。
出演は主役のグドルンにはファスビンダーの盟友ヴォルカー・シュペングラーの舞台にも出演する名女優スザンネ・ザクセ。彼女が率いるアナーキスト集団の男性闘士たちは、ヨーロッパ各地から集められたホットなポルノ男優たち。また、TVのモニターから語りかける異様な教祖的人物に、ポストパンクの伝説的バンド“スロッピング・グリッスル”、”サイキックTV”のジェネシス・P.オーリッジが扮しているのも見逃せない。
サウンドトラックにはラフトレード初のカナダ出身バンドとしても話題を呼んだ異色カントリーロックバンド“ザ・ヒドゥン・カメラズ”、ドイツのテクノ/エレクトロパンクの重要人物Can Oral、彼のユニット”Khan”、エレクトロクラッシュの名付け親Larry Tee、Larryの手がける女性トリオWITほか多彩な顔ぶれが揃い、映画にカラフルな魅力を付け加えている。
ブラックなユーモアと過激な性描写、そして斬新な映像と音楽が描き出す新しい世界が、常識とモラルに縛られた頭を解放する。アナーキズムを愛する全ての不満分子よ、ここに集合せよ!!
洋画
監督:ブルース・ラ・ブルース 出演:スザンネ・ザクセ、ダニエル・ベッチャー、アンドレアス・ルプレヒト、ジャネシス・P・オーリッジ
料金:料金:当日1,500円/学生1,300円/シニア1,000円
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







