バーバー吉野
上映・公演は終了しました。

2003年/日本/96分/配給:ユーロスペース
荻上直子監督最新作『めがね』公開記念
その町の少年は皆、同じ髪形をしていた…
春から夏への数週間…。季節が変わるように、僕たちは少しだけ大人になった―
山の新緑が見事な稜線をつくる、美しい、小さな田舎町。床屋の「バーバー吉野」のおばちゃん(もたいまさこ)が刈る、“吉野ガリ”がこの町の男の子のシンボル。その伝統はもう100年以上も続いている。そんな奇妙な髪型を、誰ひとり疑問に思っていなかった小さなこの町に、東京から転校生がやって来たことで事態は一変するのだった…。
ビター・スイートな、和製『スタンド・バイ・ミー』の誕生
桜と菜の花が咲き乱れる中、修道士を思わせる髪形の子供たちが田畑を縫う小道に居並ぶや、教会の合唱隊のごとく荘厳なバロック音楽を唱和し始める。田園に響く「ハレルヤ」を連呼する男の子たちのソプラノの声…。ユニークな導入部で一気に観る者を引き込む映画『バーバー吉野』は、「男の子の髪型は全員同じにしなければならない」という不思議な規律に閉じ込められた田舎町の春から夏を舞台に、そこに生きる少年や大人たちの姿をユーモラスに写し出した、みずみずしくも、切なくやさしい思春期のものがたり。
初恋、親や教師への反抗心、秘密基地、性への目覚め、大人になるということ…。髪型を変えてもきっと何も変わらない。でも少年たちは、彼らに起こった些細な冒険を通して、昨日とは違う自分を見つけ、少しだけ大人になっていく―。少年たちの繊細で、でもほろ苦い、誰もが通過するひそやかな時間。そんなガラス細工のような大人への移行時間を見事に画面に焼きつけた、和製『スタンド・バイ・ミー』が誕生した。
邦画
監督:荻上直子 出演:もたいまさこ、米田良、大川翔太、村松諒、宮尾真之介、石田法嗣、岡本奈月
料金:一般・大学・専門学校生1,200円/会員・シニア1,000円/高校生800円/中学生以下500円
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







