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ケン・ローチの映画 1969-2006

上映・公演は終了しました。

配給=シネカノン

■上映作品
A:『ケス』1969年/イギリス/112分
脚本:バリー・ハインズ、ケン・ローチ/撮影:クリス・メンジス/音楽:ジョン・キャメロン
出演:デイヴィッド・ブラッドレー、コリン・ウエランド
ヨークシャーのひなびた炭坑町。子供に無関心な母親と炭坑で働く粗暴な兄と3人で暮らす15歳のビリーは、学校ではスポーツも出来ず同級生からからかわれ、閉塞した毎日を過ごしていた。ある日ビリーはハヤブサの雛を見つけケスと名付ける。餌付けに成功し、大空を自由に舞うケスは、やがてビリーのたった一人の“友達”になるのだが…。大人になる過程で誰もが経験する痛みや悲しみを、透徹した優しい眼差しで描いた初期の傑作。

B:『マイ・ネーム・イズ・ジョー』1998年/イギリス/104分
脚本:ポール・ラヴァティ/撮影:バリー・エイクロイド/音楽:ジョージ・フェントン
出演:ピーター・ミュラン、ルイーズ・グッドール
アルコール依存症を克服し、職は無いものの弱小サッカー・チームの監督として幸せな日々を送るジョー。セーラという女性と出会いほのかな気持ちが通い始めるも、チーム選手でもある甥のトラブルに巻き込まれ、事態は思わぬ方向へ進んでいく。小さな街でささやかな日常を生き抜く男を、ユーモアを持って体現した主演のピーター・ミュランはその演技が高く評価され、カンヌ映画祭で主演男優賞を受賞した。

C:『ブレッド&ローズ』2000年/イギリス=ドイツ=スペイン合作/110分
脚本:ポール・ラヴァティ/撮影:バリー・エイクロイド/音楽:ジョージ・フェントン
出演:ピラール・パディージャ、エルピディア・カリージョ、エイドリアン・ブロディ
初めてアメリカで撮影された作品ながら、やはり社会の底辺で生きる労働者に焦点をあて、アメリカ社会の病巣を鋭くえぐった人間ドラマ。姉をたよりにメキシコからロスへやって来たマヤは、姉とともに清掃員として働き始める。アメリカ人サムに出会い憧れを抱くようになったマヤは、彼に誘われ労働者の尊厳を求める組合闘争に傾倒していく。しかし平穏な暮らしを望む姉との間にやがて亀裂が生じはじめ…。

D:『ナビゲーター ある鉄道員の物語』2001年/イギリス=ドイツ=スペイン/96分
脚本:ロブ・ドーバー/撮影:バリー・エイクロイド、マイク・エリー/音楽:ジョージ・フェントン
出演:ジョー・ダッティン、トム・クレイグ、ヴェン・トレイシー、スティーヴ・ハイソン、ディーン・アンドリュース
鉄道員ロブ・ドーバーが自らの体験をもとにケン・ローチへ書き送った脚本を映画化。英国鉄道民営化法に基づく英国鉄道再編のあおりをうけ、大規模なリストラを迫られる鉄道員や関係者たち。それまで仕事に誇りを持っていた彼らは、失業の脅威にさらされながら利益最優先の新しい体制に翻弄される。労働者たちの滑稽なやりとりが皮肉な笑いをさそう、政府を痛烈に批判した作品。

E:『SWEET SIXTEEN』2002年/イギリス=ドイツ=スペイン合作/106分
脚本:ポール・ラヴァティ/撮影:バリー・エイクロイド/音楽:ジョージ・フェントン
出演:マーティン・コムストン、ミッシェル・クルター、アンマリー・フルトン、ウィリアム・ルアン
リアムの16歳の誕生日前日に、服役中の母が釈放されることになった。母と姉とその子供、みんなが家族として暮らす家を手にいれるため、リアムはドラッグの売買に手を出してしまう。児童虐待、ドラッグ、失業がはびこる厳しい現実の中で、家族というささやかな夢を求めひたすらにもがき生き抜く少年の姿に、少年期特有の焦りや希望、そして失望をドラマティックに描いた作品。

F:『やさしくキスをして』2004年/イギリス=イタリア=ドイツ=スペイン合作/104分
脚本:ポール・ラヴァティ/撮影バリー・エイクロイド/音楽:ジョージ・フェントン
出演:エヴァ・バーシッスル、アッタ・ヤクブ
カソリックの高校で音楽を教えるロシーンとパキスタン移民2世でDJのカシム。2人は出会ってすぐに深く愛し合うようになるが、厳格なイスラム教徒であるカシムの父親は異教徒との結婚に反対、別の婚約者を決めてしまう。一方、ロシーンも司教からイスラム教徒との交際を咎められ、無宗派の学校への異動を命じられ…。多様な民族や文化、宗教の入り交じったグラスゴーを舞台に、ケン・ローチが本格的な恋愛映画に挑んだ爽やかな名品。

G:『麦の穂をゆらす風』2006年/アイルランド=イギリス=ドイツ=イタリア=スペイン合作/126分
脚本:ポール・ラヴァティ/音楽:ジョージ・フェントン
出演:キリアン・マーフィー、ポードリック・ディレーニー、リーアム・カニンガム
1920年、アイルランド。医師を目指しロンドンへ渡ろうとしていたデミアンは、イギリスの過酷なアイルランド支配に反発し、兄とともに独立を求める戦いに身を投じるようになる。アイルランド独立が認められ戦争が終息したのも束の間、アイルランド人同士の内戦が始まり、兄とデミアン、そして恋人との絆は引き裂かれていく…。戦争の悲惨さを市井の人々の目線で全世界に問いかけた本作は、見事カンヌ国際映画祭パルムドール受賞した。

H:『明日へのチケット』2005年/イギリス=イタリア合作/110分
共同監督:エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチ
脚本:エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ポール・ラヴァティ/音楽:ジョージ・フェントン
出演:カルロ・デッレ・ピアーネ、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、シルヴィア・ドゥ・サンティス、マーティン・コムストン
ローマへと向かう国際列車に偶然乗り合わせた人種も階級もまったく異なる人々が織りなす、1枚のチケットから始まる3つの物語。エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、そしてケン・ローチが共同監督として三人三様、独自のスタイルを貫きながらも共鳴しあい、オムニバスではなく1つの長篇作品として人生の滋味や希望をささやかなエピソードに浮かびあがらせる。3人の名匠による奇跡のコラボレーション。

■上映スケジュール *各回入替制
14日(土) A/B/C/G
15日(日) D/E/F/G
16日(月) H/D/B/G
17日(火) B/C/D/G
18日(水) D/B/C/G
19日(木) C/A/E/G
20日(金) E/D/A/G
21日(土) G/C/B/A
22日(日) G/E/F/H
23日(月) G/H/E/F
24日(火) G/F/H/E
25日(水) G/A/F/H
26日(木) G/H/A/F
27日(金) G/F/H/A

特集上映・映画祭

監督:ケン・ローチ

料金:一般・大学・専門学校生\1,300/会員・シニア\1,000/高校生\800/中学生以下\500/3回券\3,000

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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