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皇帝ペンギン

上映・公演は終了しました。

2005年/フランス/86分/配給:ギャガ・コミュニケーションズ Gシネマグループ/ jerome maison/bonne pioche

南極に冬の気配の訪れを感じ始めた、ある日。皇帝ペンギンたちは、自由と安息を約束する海を離れ、営巣地へ向けて100キロ近い行進をはじめてり。まるで神の手にみちびかれるかのように……。
2005年1月26日、フランスで公開されるや否や『WATARIDORI』『ディープ・ブルー』の大きく上回る大ヒットを記録。フランス全土に感動の嵐を巻き起こしたドキュメンタリーの傑作が登場した。『皇帝ペンギン』は、南極という極寒の大自然の中で、皇帝ペンギンたちが粛々と、生命を懸けて親から子へと命を繋いでいく営みを感動的に描いた、壮大なドラマである。”皇帝”の名にふさわしく、零下40℃の過酷な自然環境の下、新しい命を育む大冒険に挑む彼らの姿は、力強く、神秘的で、ときに優雅さすら感じられる。

数々の困難を乗り越え、親から子へ命を継いでいく皇帝ペンギン
皇帝ペンギンたちの行進する目的は、ただひとつ、種の存続だ。眼前に立ちはだかる氷丘や氷塊、強風吹きすさ氷原を、短い足を不器用に動かしながら、ときに腹ばいになって氷を滑り、歩んでいく困難な道のり。営巣地に辿り着いたペンギンたちは、愛を交わす唯一のパートナーをみつけるため、愛の儀式ともいうべき求愛のダンスを繰り返す。そして授けられる新しい命。だが卵を産み落とし、体重の1/5を失うほどにやせ細ったメスたちは、やがて生まれ出る、まだ見ぬ我が子のため、餌を求めて群れを離れなければ成らない。その間、卵を託されたオスたちは、120日間に及ぶ絶食と、じそく250km以上の激しいブリザードに身をさらされながら、ひたすら我が子の命を守り続ける。旅立っていったパートナーが、必ず帰ってくることを信じて…

撮影時間8880時間。未体験の南極の稀有な映像の数々
監督を務めたのは、動物行動学の研究者であり、主に南極を舞台にした数々の科学ドキュメンタリーを手がけているリュック・ジャケ。ポール・エミール・ヴィクトール仏局地研究所の協力のもと、4年間の準備期間を経て南極に飛んだ彼は、8880時間分のフィルムをまわし、皇帝ペンギンたちの愛らしくも威厳に満ちた姿を、余すことなくカメラにおさめた。新しい命を外敵の危険から守るため、こんなにも壮絶な繁殖活動を行うのは、数あるペンギンの中でも、唯一皇帝ペンギンだけである、通常、皇帝ペンギンは、単独もしくは少数で行動することが多いため、その姿を人前にさらすことはあまりなく、これだけ一度に多くの彼らを間近で捕らえた映像は、生物学的にみても大変貴重な映像といえるだろう。映し出されるのは、人間の想像を遥かに超えた未知なる自然の驚異である。大海を覆う海氷と3億5000万年前の氷床からなる南極大陸の壮大なスペクタクル。そこには夫と妻、親と子の、本能に基づいた愛と信頼の絆の原型がある。愛すること、信じることが、ダイレクトに生きることと結びつく世界が、存在するのだ。そんな生物としての原風景と、子ペンギンの無条件の愛らしさは、疲弊した現代人の心を癒す作用すらある。

フランスを代表する豪華俳優陣の競演
作品の感動を高めるナレーションを担当しているのは『伴奏者』のロマーヌ・ボーランジェ、『リディキュール』のシャルル・ベルリング『ぼくセザール10歳半1m39cm』のジュール・シトリュックというフランス映画界を代表する顔ぶれ。母ペンギン、父ペンギン、子ペンギンの心の声として語られる彼らの言葉は、歌うように美しい戦慄を帯び、数々の奇蹟の瞬間を捉えた映像にボエティックな趣を与えている。
ナレーションと共に、作品にドラマティックな味わいを醸し出す音楽は、フランスで活躍するエミリー・シモンが担当。一面を真っ白な氷で覆われた南極の情景と呼応するピュアなメロディーラインは、生の喜びが弾け出るような印象的なテーマ曲となって、生命を継ぐ物語を大いに盛り上げている。

洋画

監督:リュック・ジャケ 出演:ロマーヌ・ボーランジェ、シャルル・ベルリング、ジュール・シトリュック

料金:当日一般・大学生1,200円/高シニア1,000円

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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