雲南の少女 ルオマの初恋
上映・公演は終了しました。

2002年/中国/90分/配給:ワコー/グアパ・グアポ
◆初恋の男性、アミンへの愛とおばあちゃんの無償の愛
ルオマは、今日も朝ご飯を食べるや、おばあちゃんが茹でたとうもろこしを背負い籠にいれ、乗り合い自動車で町に出る。“焼きとうもろこしはいかが”市場で大声を上げても客はいない。そんな時、声をかけてくれたのがキャメラマンのアミンだった。1本50銭(日本円7円)のとうもろこしを10本も買ってくれた。だが実は、今のアミンには10本の金5元の小銭さえ家中を探してもない。それどころか家賃も払えず大家から矢の催促を受け、昆明にいる年上の恋人が家賃を持ってくるのを待っている有り様なのだ。
机上にあったウォークマンを、代金のかわりにとアミンはルオマに渡した。初めて聞く、ウォークマンから流れるアイルランドの女性歌手エンヤの歌う「カリビアン・ブルー」は、彼女を虜にした。ウォークマンから流れるメロディーによって、目の前に新しい世界が広がっていく。翌日、アメリカ人の観光案内をしたアミンは、民族衣装に身を包み、焼きとうもろこしを売るルオマの周りに群がる観光客たちが、彼女と写真を撮りたがっているのに目を見張る。彼はルオマに、棚田を背景にして、外国人観光客相手の写真撮影をしようと提案した…。
「撮影料金 1枚 10元」の看板に観光客は列を成した。アミンの作戦は大当たりした。ルオマの唯一の夢は、昆明に出稼ぎに行き、町の男と結婚を決めたルオシアが教えてくれた、重い荷物を運ぶ“エレベーター”に乗ることだった。アミンは必ず昆明に行きエレベーターに乗せてあげると約束してくれた。夢のような楽しい日々の始まりだった。稼いだお金を自慢げにおばあちゃんに渡すルオマ。「ハニの民は人を騙してお金を取ったりしないよ、写真を取ってお金を稼ぐなんて誰に教わったの」と言うや、おばあちゃんは口を閉ざすのだった。
そんなある日、写真館に戻った二人をアミンの恋人が待っていた…。彼女はこの村にアミンが写真館を開くお金を出資してくれ、仕送りも続けていた。これ以上お金を出すことはできない、恋人はアミンへ最終勧告を言い渡しにきたのだ。二人が黙って2階の部屋に上がると同時に、写真館を後にしたルオマの耳に、大声でののしりあう二人の声がこだまする…。
田植祭の日、昆明に引き上げる決意をしたアミンがルオマに別れを告げに訪れた。おばあちゃんは、初めて会う漢民族のアミン心を見透かしたように、ハニの若者は田植祭のとき、泥玉を好きな人にぶつけて愛を告白するのだとおもむろに二人に語った。夕暮れのあぜ道、エレベーターに乗せられなかったことを詫びるアミンは、足を滑らせ田んぼに落ちた。ルオマは助けようと田んぼに入り、いつしか二人は子供のようにはしゃぎ、泥玉を投げ合った。夢中で泥玉をアミンに投げつけ、アミンの投げた泥玉がルオマの額に命中した…。
翌朝、荷物をまとめアミンと共に昆明に行く決意をしたルオマは、昆明行きのバス乗り場へと駆けつけた。なぜか家の中におばあちゃんの姿はなく、荷物と一緒に卵5つと小銭が置いてあった。バス停へ駆けつけたルオマが目にしたアミンは…。
アジア
監督:チアン・チアルイ 出演:リー・ミン、ヤン・チーカン、シュー・リンユエン
料金:施設参照
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







