phantasia ─hiroyuki aoyama satsuki m…
上映・公演は終了しました。

青山ひろゆき“ichigono”2007キャンバス、油彩 131×146cm
若手作家3人の織り成す、果てない想像の彼方─
青山ひろゆき、前田さつき、野依幸治、3人の若いアーティストによるグループ展を開催します。
本展で紹介する3人の作品に共通するのは、ファンシーとファンタジー。過ぎ去ってしまった懐かしい時代のもつ独特の雰囲気、想像を具現化する卓越したテクニック、そして蜃気楼のような薄靄を透かしたかのような視点で現実世界を捉えています。
5月にChristie’s Hong Kongに旧作が出品されるなど、今後世界的な活躍が期待される青山ひろゆき。彼は“人々を笑顔にする”をコンセプトに、幼児の中に潜む傍若無人さ、屈託の無さ、怖いもの知らずの行動、そしてそのまぶしく輝く笑顔といった要素を散りばめて表現しています。鮮やかで透明感のある色彩とモチーフ、小さく潜むエンジェルといった主題は幼い頃のキラキラとした思い出を蘇らせるとともに、ノスタルジックな切ない美しさも感じさせます。
ボールペンから、驚くべき細密画を描き出す前田さつき。中世的な世界観を儀式という集団がある共通の想いをエネルギーへと消化させ、特殊な空間と時間を作り出す瞬間を通して、「存在する/存在した」を表現します。それは、無駄な情報を取り除いた「記憶・思い出」の切抜きであり、表情・動きが無いにもかかわらず、その人物の個性は滲み出てくる証明写真や記念写真であるかのようです。物事の表裏、生と死、両極端の間に生まれるバランスが、葛藤の中に生まれる圧倒的な美として描き出されています。
野依幸治の切り取るイメージの中に、人は存在しません。しかし、その場の空気感、温度、匂いが、人の存在するごくありふれた日常を想起させる、と同時に普段見落としている日常のある視点を発見させてくれます。薄雲のかかる空のような淡いブルーの色調で、「影」という虚像であるものと実像との融合、2つで1つの物体を暗示させ、絵画という平面世界の中に「箱」のような立体感をともなう風景を出現させます。展示空間においての作品ではなく、作品自身による存在意義、与えられた空間の中での独立したパフォーマンス性をテーマとしています。
本展タイトル“phantasia”はfancyまたはfantasyの語源となるギリシャ語で、「出現・幽霊・想像」といった意味を持ちます。ココではない何処か、そしてまた此処へ。時間と空間、幻想と空想を行き来する、彼らの創り上げる独自の、そして共通の“phantasia”をご体感いただけるでしょう。
青山ひろゆき 略歴
1977 福島県生まれ
1999 東北芸術工科大学 芸術学部 美術科 洋画コース卒業
2000 東北芸術工科大学大学院 芸術工学研究科 芸術文化専攻 終了
前田さつき 略歴
1976 神奈川生まれ
1995 多摩美術大学美術学部絵画科版画専攻入学
1999 多摩美術大学美術学部絵画科版画専攻卒業
野依 幸治 略歴
1978 愛知県生まれ
2004 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
2006 同大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了
画廊・ギャラリー
左記参照
料金:入場無料
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







