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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

上映・公演は終了しました。

2007年/日本/2時間22分/配給:松竹/©2007「東京タワー〜o.b.t.o.」製作委員会

200万部を超える大ベストセラー、ついに映画化。
「ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きてくれた人──ボクのオカン。」
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が、映画になります。
原作は才人リリー・フランキーが亡き母への思いを中心に、親と子、社会と個人、時代によって変わるものと変わらぬものの姿を、真っ正直に綴った自伝小説。ご存じの通り、2005年6月に出版されるや「泣ける」「号泣した」との評判が社会現象的ブームを巻き起こし、「全国書店員が選んだいちばん!売りたい本 2006年本屋大賞」を受賞。200万部を超えるベストセラーとなった作品です。しかし、"200万人が涙した感動のベストセラー"という決まり文句では、「東京タワー」の持つ特別なパワーを表現するには足りません。既成の枠組みを超え、現代人の心の壁を突き破る力を持った小説「東京タワー」は、普段は本など読まない人たちにも本を買わせ、一方、"泣ける本"ブームには批判的なはずの"うるさ型"読者をも素直に泣かせました。幅広い読者層を圧倒し、熱烈に愛された傑作です。その映画化には多くの人々の熱い思いが、やはり従来の枠を超え、壁を超えて結集しました。
映画『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』は、通常のベストセラー映画化とは少々異なる企画です。雑誌「en-taxi」誌上で原作の連載第一回がスタートした時点で、「これは新しい国民的文学になる」と見抜いた辣腕プロデューサーたちが映画化に向けて動き始めていました。松岡錠司監督はまだ依頼を受けない段階で、一読者として原作者のサイン会に並び、「映画化するなら自分に監督をさせてほしい」と直談判していました。原作本がベストセラーになる以前に、これぞ今の時代に映画化すべき物語だ、という映画人たちの熱気はすでに立ち上っていたのです。
キャストにも錚々たる顔ぶれが集まりました。物語の語り手である主人公"ボク"を演じるのは、今をときめく日本映画界の星、オダギリ ジョー。つねに新鮮なイメージで変身し続ける時代のヒーローが、だらしない、ごく普通の男を静かに演じます。
物語の真の主役と言える"オカン"を演じるのは、日本映画界を支える名女優、樹木希林。いつも通りの気負わぬそぶりでありながら、この役に賭ける決意には並々ならぬものを感じさせます。個性的な名バイプレーヤーとして活躍してきた彼女が、優しく温かく、たくましくてユーモラスな日本の母を、映画の真ん中に立って堂々と演じます。
そのオカンの若き日を、本格的な演技はこれが初挑戦となる内田也哉子が演じていることも話題を呼ぶでしょう。樹木希林の実の娘である内田也哉子が母自身を演じることによって、映画に、奇跡的な本物の親子のぬくもりが加わることになりました。
オカンとボクにつかず離れず、飄々と生きる"オトン"には実力派の名優、小林 薫。若き日から妻に先立たれる日まで、いつも自分の居場所を見つけにくい日本の父の切なさを絶妙に演じます。
また、シークレットになっていたボクの彼女ミズエ役には、松たか子の出演が正式決定。オカンとボクの絆をそっと見守る重要な役どころを、平成の名女優が支えます。そのほか、ベテラン、新人、メジャー、アンダーグラウンドの垣根を越え、小さな役に至るまで「まさかこの人が」というミラクルなキャスティングが実現しました。
脚本は劇作家、演出家の松尾スズキ。原作者リリー・フランキーと同世代で、同郷の北九州出身でもある彼は、他人の原作を他人の監督作品のために脚色するという異例の依頼を快諾。昭和の筑豊の炭坑町で育った少年が、平成の東京タワーの下で母を看取る原作の精神を正しく理解し、原作のディテールの魅力を損なうことなく、映画脚本として巧みに再構築しています。
昭和から平成へ、泣いたり笑ったり、ぐるぐると迷い続けて生きる日本人の真ん中に立って、今も日本人を見つめる東京タワー。松岡監督は「結果的に、泣ける映画になるのかどうかは分からない。ただ、そこにいる人間を描くんだ」と言い切ります。"泣ける映画"の提供を目指すものではありません。日本映画の真ん中に、日本人の心を描きたい。東京タワーのように高く、まっすぐに。そういう思いへのたくさんの共感が、今、ひとつずつ積み重なろうとしている、新たなる国民映画の誕生です。

邦画

監督:松岡錠司 出演:オダギリジョー、樹木希林、内田也哉子、松たか子、小林薫

料金:施設参照

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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