横木安良夫写真展「TEACH YOUR CHIRDREN ?/p>
上映・公演は終了しました。

©Yokogi Alao
"Teach Your Children(ティーチ・ユア・チルドレン)"。それは、横木安良夫が愛聴していたロックバンド、クロスビー・スティルス、ナッシュ&ヤングの楽曲名です。この本展と写真集のタイトルは、彼らへのオマージュでつけられました。現在コマーシャル、エディトリアル写真分野で活躍する一方で、作家としても著作が注目されている写真家・横木が、1960〜1970年代にかけて、都内や彼の地元の市川、湘南、福生などの街を歩き回りスナップした、おびただしいほどのモノクロームドキュメント写真――。ファインダーで切り取られた「あの日の彼 あの日の彼女」たちは、まるで時代の証言者のようです。本展は、横木がフリーカメラマンとして独立する前に撮影した、若い都市生活者たちの膨大なパーソナル・ショットを約30年ぶりに見直し、新たに編集して発表するものです。
あの日、僕は何も見ていなかった。
だからこれは、僕の見たあの日の記録なんかじゃない。
これは僕が吸った空気、
あの一日、若く生きた気分の記録。
あの頃がよかったなんて、懐かしんでいるんじゃない。
誰にでも一度はある若い時代、まだ何の見通しも、さしたる経験も、本当の挫折味わっていない、若い男が、
世界と遭遇したときに、感じ、掠めとった寓話。
あの日、昭和42年の春の一日からはじまった、18歳、
そして26歳まで、僕は夢中になってシャッターを切った。
――― 横木安良夫
ああ、もう冬は終わって春がきたんだ、と思うような春の日に、私は生まれた。一九六七年の三月だ。もちろん、その日があたたかかったのかどうか、晴れていたのかどうかなんて、私は知らない。母にそう聞いただけである。東神奈川にほど近い病院で生まれ、それからしばらく、保育器に入っていた。未熟児だったのだ。数週間後、私は母に連れられて家に帰ってくる。目を開き、自分の足で立ち、家の外に出、私は世界を見た。田んぼ、川、バス、畑、空、木、めだかやおたまじゃくしやザリガニといった、ちいさな生きものたち。それが私の世界だった。成長するにつれて、世界はゆっくりと大きくなる。坂道、ビル、マクドナルド、学校、友だち、秘密。
――― 角田光代(写真集収録ショートストーリー「あの日の彼 あの日の彼女」より抜粋)
展示内容
・現存している貴重なヴィンテージ・プリント約10点
・30年以上前のオリジナルネガから新たに制作した銀塩プリント約20点(写真集からセレクト)
・古いネガをデジタル処理して制作した、様々なサイズの作品約100点
販売物
・写真集「Teach Your Children」(ティーチ・ユア・チルドレン)
普及版 2006年12月発売予定、3800円(予価)、出版 / アスコム(予定)
特装版 オリジナルプリント付き限定版100部 作家サイン・エディション入り、スリップ・ケース入り
・デジタルプリント(フレーム入り) 各作品限定50枚(一般顧客向けの廉価版プリント)エディション入り
・銀塩プリント(フレーム入り) 限定10作各30枚限定 エディション入り
・会場内限定ポストカード
画廊・ギャラリー
横木安良夫
料金:入場無料
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







