ビバ・テキーラ! 〜メキシコの伝統と文…
上映・公演は終了しました。

写真上:アルベルト・アロウェスティ・イバロラ「曙光」 2006年 作者蔵
写真下:ユネスコの世界遺産に登録されたアガベ畑の景観 撮影:ホルヘ・ヴェルティス ©Artes de México
テキーラは、現在、メキシコをイメージさせるシンボルのひとつとして、広く知られている蒸留酒です。しかし、この「テキーラ」という名前をつけることが許されているのは、メキシコの西部地方に位置するハリスコ州のテキーラ町をはじめとした限られた土地で栽培されるリュウゼツラン(竜舌蘭)の一種、アガベ・テキラーナ・ウェーバー・アスル Agave Tequilana Weber var. azul(またはブルー・アガベ)を原料として、厳しい生産管理規定の下で製造されたものだけに限られています。
スペインによる征服以前のメキシコには、アガベ・テキラーナとは異なる種のリュウゼツランの樹液を発酵させて造られた酒・プルケが存在しており、タバコとともに神への供物として、あるいは宗教儀式などに欠かせない重要な飲み物として利用されていました。16世紀以降、この地にやって来たスペイン人たちは、さまざまな新しい文物を持ち込んできましたが、そのひとつが、8世紀初頭から1492年までの間にイベリア半島を支配していたイスラム教徒から習得した蒸留技術でした。テキーラは、こうしたメキシコ原産のアガベ・テキラーナと先スペイン期の酒造りの知識が、スペイン人の技術と結びつくことにより生み出されました。つまり、先住民文化とスペイン文化との融合の結果誕生した「メキシコ文化」を代表するもののひとつといえます。
今回の展示では、テキーラの歴史、その製造工程を、製造用具などの資料、写真やビデオなどを通して紹介します。また、現代のメキシコ人芸術家たちが、テキーラ、あるいはアガベ・テキラーナを題材として本展のために制作した絵画や陶芸作品などの他、さまざまな形・意匠のカバジートと呼ばれるテキーラ用のグラスなどを展示し、メキシコの小さな町で誕生したテキーラが、現在のメキシコの人びとによって自分たちの誇るべき文化として親しまれている様子を概観します。さらに、2006 年7月にユネスコの世界遺産として新たに登録されたテキーラ町を中心とした地域に広がるアガベ・テキラーナ・ウェーバー・アスルの栽培・耕作地の壮大な風景を、写真やビデオ映像を使って紹介します。
【期間中のイベントのご案内】
新大陸講座開催のお知らせ
第53回 10月28日(土)13時30分〜(通訳がつきます)
「メキシコの伝統的スポーツ・チャレリアについて」講師:アンドレア・カベージョ(特別展「ビバ・テキーラ!」ゲストキュレーター) ロシオ・マルティネス(特別展「ビバ・テキーラ!」ゲストキュレーター)
「メキシコの伝統芸術・テキーラ」講師:アルベルト・ルイ・サンチェス(アルテス・デ・メヒコ代表) マルガリータ・デ・オレジャーナ(アルテス・デ・メヒコ編集長)
第54回 11月19日(日)14時〜
「マヤ人と酌み交わす―現代インディオ社会の酒文化」講師:落合 一泰(一橋大学大学院教授)
第55回 12月3日(日)14時〜
「先スペイン期におけるプルケとタバコの利用について」講師:榊 玲子(たばこと塩の博物館学芸員)
※ いずれも1階視聴覚ホールにて開催。先着80名。参加費無料、ただし入館料は必要です。
メキシコ映画上映
期間中、講演会等開催日を除く土・日・祝日の14時より、1階視聴覚ホールにて、メキシコ映画を上映いたします。上映日程については、たばこと塩の博物館までお問い合わせください。
主 催:たばこと塩の博物館
企画協力:アルテス・デ・メヒコ ムセアルテ
後 援:メキシコ外務省 メキシコ大使館
特別協力:カサ・クエルボ

画廊・ギャラリー
料金:一般・大学生 100円 【50円】 小・中・高校生 50円 【20円】 ※【 】内は20名以上の団体料金
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







