坂口安吾生誕百年記念事業 坂口安吾映画祭
上映・公演は終了しました。

写真上:映画『白痴』©手塚プロダクション
写真下:坂口安吾氏 撮影・林忠彦
安吾の映画は、先を走る
坂口安吾原作の映画作品を一挙上映
時代を走り抜けた風雲児、坂口安吾。「人は堕ちて生きよ」と説いて戦後の日本人に多くの刺激を与え、その精神は今なお時代の先端を走り続けている。2006年秋、その生誕百年を記念して、安吾原作による映画作品全5作品を初の連続上映。時代の先を見通していた異端の作家の代表作が、日本映画の鬼才たちの手でスクリーンに蘇る。21世紀の日本に、安吾は何をメッセージするのだろうか。
「坂口安吾映画祭」は「坂口安吾生誕百年記念事業」の提携企画です。
ぼくは安吾の文学で、初めて納得できる現代日本の感性と思想に出会った気がしました。『白痴』は文字通りぼくの人生を変え、10年を費やしてそれを映画化したのです。「堕落」「ふるさと」「石の想い」等多くのキーワードを持つ安吾文学は今後さらに解読され、新鮮なメッセージを日本そして世界に発信してゆくでしょう。安吾は、まだまだ時代の先をゆくのだと思います。手塚眞 ヴィジュアリスト
手塚眞さんのインタビューはこちら
坂口安吾:
1906年、新潟市に生まれる。東洋大学文学部印度哲学倫理学科卒業。30年、同人雑誌「言葉」創刊。31年6月発表の『風博士』が牧野信一に絶賛され、新進作家として注目される。戦後、『堕落論』『白痴』などで文壇の話題を集め、芥川龍之介、織田作之助らと共に新文学の旗手として人気を誇る。歴史小説、推理小説なども手掛ける。49年、芥川賞選考委員に推される。55年、桐生市の自宅にて脳溢血により49歳で逝去。
(作品紹介)
『負ケラレマセン勝ツマデハ』1958年/東京映画/東宝配給/ 106分
監督:豊田四郎 脚色:八住利雄 主演 森繁久彌、望月優子、三遊亭小金馬、野添ひとみ、淡島千景、伴淳三郎 ほか
国税局との闘争を描いたシニカルな同名エッセイを、痛快な本格コメディとして映画化。税務署対零細企業社長の悪戦苦闘の大騒動を描く。豊田四郎は文芸映画の名匠として60本に及ぶ作品を残した。
『桜の森の満開の下』1975年/芸苑社製作/東宝配給/95分
監督:篠田正浩 脚本:富岡多恵子、篠田正浩 主演 若山富三郎、岩下志麻、西村晃、笑福亭仁鶴、伊佐山ひろ子、丘淑美
坂口の代表作を実力派篠田正浩が忠実に映画化。山賊の男が出会った都の美しい女。女は山賊の女房となるが、やがて人々の首をいたずらに欲しがるようになる…。画面を埋める圧倒的な桜の映像とともに、若山富三郎、岩下志麻の名演が光る。
『不連続殺人事件』1977年/タツミキカク=ATG/ATG配給/ 140分
監督:曽根中生 脚本:大和屋竺、田中陽造、曽根中生、荒井晴彦 主演 小坂一也、瑳川哲朗、夏純子、水原明泉、福原ひとみ
坂口が推理作家としても認められた人気作品の映像化。山奥の豪邸に集った二十九人の客が次々と殺されてゆくサスペンス・ミステリーの秀作。“不連続”な殺人に仕掛けられたトリックとは? 小説連載当時は坂口が犯人探しの懸賞を出すなど話題を集めた。
『カンゾー先生』1998年/今村プロダクション=東映=東北新社=角川書店/東映配給/123分
監督:今村昌平 脚本:今村昌平、天願大介 主演 柄本明、麻生久美子、ジャック・ガンブラン、松坂慶子、世良公則、唐十郎
短編『肝臓先生』に『堕落論』『風雲行水』などを織り込んで綴られたストーリー。町医者の孤軍奮闘に寄り添うひとりの少女のひたむきな愛情。巨匠今村昌平がカンヌ映画祭グランプリの後に発表した本作は厳しくも暖かな人間賛歌になっている。
『白痴』1999年/手塚プロ/ 146分
監督:手塚眞 脚本:手塚眞 主演 浅野忠信、甲田益也子、橋本麗香、草刈正雄
坂口の衝撃的な短編『白痴』を大胆なイマジネーションで映像化。過去でも未来でもない戦時中の日本、ひとりの青年と白痴の女の奇妙な愛。浅野忠信を主役に圧倒的な映像美で世界の映画人を驚かせた意欲作。1999年ヴェネチア映画祭デジタル・アワード受賞。
上映プログラム(表)
11/25(土)10:00-11:46 『負ケラレマセン勝ツマデハ』 21:00-23:40 『白痴』※
11/26(日)10:00-11:35 『桜の森の満開の下』 21:00-23:35 『不連続殺人事件』※
11/27(月)10:00-12:20 『不連続殺人事件』 21:00-23:00 『負ケラレマセン勝ツマデハ』※
11/28(火)10:00-12:09 『カンゾー先生』 21:00-22:50 『桜の森の満開の下』※
11/29(水)10:00-12:26 『白痴』 21:00-23:25 『カンゾー先生』※
11/30(木)10:00-12:09 『カンゾー先生』 21:00-23:35 『不連続殺人事件』※
12/1 (金)10:00-12:26 『白痴』 21:00-22:50 『桜の森の満開の下』
※印レイトショーは手塚眞他によるトークを予定しています。各日ゲストはお問い合わせください。
主催:坂口安吾映画祭実行委員会/坂口安吾映画祭新潟実行委員会
共催:坂口安吾生誕百年記念事業実行委員会
後援:新潟市/財団法人新潟市芸術文化振興財団/新潟日報社/BSN新潟放送
協賛:株式会社角川書店/ニフティ株式会社/日本工学院クリエイターズカレッジ/国際映像メディア専門学校
協力:株式会社キネマ旬報社/キネマ旬報映画総合研究所/シアター・イメージフォーラム/新潟・市民映画館シネ・ウインド/有限会社ネオンテトラ

特集上映・映画祭
坂口安吾
料金:当日:1500円 前売:1300円 フリーパス:3000円
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







