佐賀のがばいばあちゃん
上映・公演は終了しました。

2005年/日本/104分/配給:T・ジョイ
新幹線の車中、デッキで得意先と話していた会社員・岩永明広は、母と離れ一人旅の寂しさに泣きべそをかいている少年に出会った。どこかで見た光景だと思った途端、車内は昭和32年当時の客車に変わっている。窓に泣き顔をくっつけている少年、それは、44年前の明広本人だった。
戦後まもない広島で、原爆症の父親を亡くし、居酒屋で懸命に働く母に育てられていた明広は、母の元をひとり離れ、佐賀にある祖母の家で暮らすことになった。夫の死後7人の子供を育て上げた祖母は、今も現役の掃除婦として働き、かなり古くなった家で一人暮らしをしていた。夜遅く、広島から到着したばかりの明広を迎えた祖母は、長旅への労いもなく、一言、「ついてきんしゃい」。戸惑う明広を、粗末な離れの小屋に連れていき、「明日から明広がゴハンば、炊くとやけん、よう見ときんしゃい」と、火吹き竹を手渡した。こうして、明広とばあちゃんの暮らしが始まった。
朝4時、ばあちゃんに起こされ、ご飯を炊く。ご飯が炊けたら、家の裏に流れる川に行き、水面に張った棒に引っかかっている野菜を集める。川には上流にある野菜市場で売り物にならない曲がったキュウリや野菜の切れ端が流れて来るのだった。「川は、うちのスーパーマーケット」と、ばあちゃんは笑う。ばあちゃんと二人きりの貧乏暮らしだったが、大好きな母に心配させまいと、明広は必死に頑張った。やがて学校にも馴れた明広が、友だちといっしょに剣道を習いたいと頼むと、ばあちゃんは「金がかかるなら、やめときんしゃい」と許さない。それなら剣道より安く済む柔道がやりたいと、明広も食いさがるが、「やめときんしゃい」。それでもどうしてもスポーツがしたい明広に、ばあちゃんが出したアイデアは、ずばり、「走りんしゃい」。「走る地べたはタダ、道具もいらん」というわけだ。半分だまされた気分だった明広は、それでも毎日、運動場を走り続けるのだった……
邦画
監督:倉内均
出演:吉行和子、浅田美代子、鈴木祐真、緒形拳、三宅裕司、島田紳助、島田洋八、山本太郎、工藤タ貴
料金:施設参照
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







