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韓国インディペンデント映画2006 セックァ?/p>

上映・公演は終了しました。

タブーを打破するエキサイティングな作品群

セックスとジェンダー。活況を呈する韓国映画界が“セックスとジェンダー”を重要なテーマとするのは当然かもしれないが、この2つが昨年の韓国インディペンデント映画の動向において中核をなしていたことは間違いない。それはなぜか?おそらく、この状況はフランコの死を以って全体主義的な政権が終焉を迎え、長らく抑圧されていたポップ・カルチャーが突如としてロケットさながらに発進し始めた頃のスペインに類似しているのかもしれない。スペインにおいて、このムーヴメント(<モヴィーダ>と呼ばれている)はペドロ・アルモドバルが映画界で躍進するきっかけとなったことで知られているし、マドリードを驚くべき自由都市に変貌させてもいる。「韓国のアルモドバル」との異名をとる者もいなければ、ソウルを「東アジアのマドリード」と呼ぶ者もいないが、韓国で起きていることはスペインの反復にほかならない。性別による役割が石に刻まれたがごとく固定化され、性的な事柄が隠し通された数十年間(数百年、というべきだろうか?)は過去のものとなり、韓国のインディペンデント映画作家たちはかつてタブーとされていた領域に自国の文化を導いていこうとしているのだ。

今年のセレクション作品は、特定の切り口を示すために選ばれたわけではない。2週間に渡ってソウルとチョンジュ映画祭で集中的に作品を見ていった過程で、私たちはひたすら独創的かつ革新的でエキサイティングな作品を発見し、やがて徐々にではあるが、選ばれた作品の大半(すべてではない)にセックスとジェンダーの問題が描き込まれていることに気づいたのである。改めて言わせていただくが、この映画祭は広範囲に及ぶインディペンデント映画を例示しようとしてきた。短編、フィクション、ドキュメンタリー、実験的作品、あらゆるタイプのアニメーション、そしてもちろんインディペンデントな長編劇映画などである。今年は懐かしい顔ぶれとの再会も果たすとともに(常に創意豊かなキム兄弟やアニメーターのイ・ソンガン、エッセイストで歴史学者でもあるキム・ホンジュン)、嬉しいことに驚嘆すべき新しい才能も数多くご紹介することになった。2004年と2005年に続き、今年のプログラムも価値あるものになると確信している。最高に挑発的なセレクションに、是非期待していただきたい。

トニー・レインズ(映画批評家・映画作家、韓国インディペンデント映画2006プログラマー/イギリス)

●Aプログラム (2作品/85分)
『顔のないものたち』 監督 : キム・キョンムク 2005年/video/65分
『僕と人形遊び』 監督 : キム・キョンムク 2004年/video/20分

●Bプログラム (1作品/100分)
『ゲオ・ロボトミー』 監督 : キム・ゴク、キム・ソン 2006年/video/100分

●Cプログラム (1作品/111分)
『ショッキング・ファミリー』 監督 : キョンスン 2006年/video/111分

●Dプログラム (1作品/100分)
『肌』 監督 : イ・ソンガン 2005年/35mm/100分

●Eプログラム 短篇集『ストーリーズ』(6作品/92分)
『カー・セックス』 監督:イ・ジョンア 2005/35mm/4min
『ダンシング・ボーイ』 監督:ぺ・ジヨン 2006/video/20min
『外泊許可』 監督:イ・ジョンユン 2005/35mm/13min
『狂気の歴史』 監督:カン・ミンソク 2005/35mm/19min
『難しいお願い』 監督:キム・キヒョン 2006/35mm/19min
『呼吸しろ』 監督:キム・ミョンヒ 2005/16mm/17分

●Fプログラム 短篇集『事実と反論』(4作品/89分)
『カサブランカ』 監督:キム・ジョングク 2006/video/11min
『マイ・コリアン・シネマ第6章+第7章』 監督:キム・ホンジュン 2006/video/30min
『もう続けられない』 監督:ユン・ソンホ 2005/35mm/21min
『政党政治の逆襲』 監督:キム・ゴク、キム・ソン 2005/16mm/27min

●Gプログラム 短篇集『アニメ』(9作品/85分)
『第1幕 2章』 監督:業界1位 象工場 2006/video/11min
『お日さま』 監督:チームL.I.N 2005/video/7min
『部屋』 監督:ユ・ソクヒョン 2005/video/5min
『擬体 第2章』 監督:リンダ・キム 2005/video/7min
『アイデンティティ・クライシス』 監督:チョン・ヨンチャン 2005/video/5min
『サバ』 監督:イ・ソンヒ 2005/video/10min
『お客さん』 監督:イ・ウニョン 2006/35mm/10min
『スペース・パラダイス』 監督:イ・ミョンファ 2005/video/15min
『宇宙の記憶装置』 監督:チェ・グァンホ 2006/video/15min

主催:イメージフォーラム
共催:駐日韓国大使館 韓国文化院
支援:文化庁
特別協力:韓国映画振興委員会(KOFIC)

特集上映・映画祭

左記参照

料金:当日1回券:1,200円 前売1回券:1,000円

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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