有元利夫 版画展
上映・公演は終了しました。

やわらかい光と透明な静寂が、あなたを包み込む。
豊かな才能で将来を期待されながら、38歳という若さでこの世を去った「夭逝の画家」有元利夫(1946〜1985)。その古典絵画のような風合いと静謐な画面構成、特徴のある美しいフォルムは、没後20年経った今なお、多くの人を魅了しています。むしろ混迷する今だからこそ、彼の作品は人々の注目を集めているのかもしれません。
有元は、初めての海外旅行でフレスコ画に出合い、遠近法が確立する前の大胆な構成を取り入れた技法に大きな衝撃を受けます。それ以来、古典の要素を吸収し、岩絵具による独自の美を展開させてきました。彼が創り出す世界には、女神を思わせる人物がひっそりと佇み、雲や花びら、トランプ、カーテンなどの素材が、そのモチーフを美しく彩っています。有元はそれらの素材たちを絡み合わせ、ひとつのメロディーを奏でるのです。まるで、彼自身が愛したバロック音楽のポリフォニーのように。そんな有元の作品には、どこか懐かしく柔らかい光と静けさが漂い、すべてを包み込むような優しさに溢れています。それは、混沌とした社会の中で不安を抱える現代人の心にそっと、しかし紛れもなく響き、共感を呼ぶのです。
本展では、約10年間という制作活動の中から生まれた、希少なオリジナルの版画作品・約40点を展覧販売いたします。「ポロネーズ」、「ヰタ・セクスアリス」、「7つの音楽」など、有元が創り出す独特の人物や雲を配した人気作品が多数並ぶ予定です。銅版やリトグラフなどの様々な技法を用い、制作に取り組んでいった有元利夫の軌跡にご期待ください。
写真上:ポロネーズ 1980年 リトグラフ 26.5×25.6cm
写真下:ヰタ・セクスアリス 1980年 銅版 17.5×14.7cm

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有元利夫
料金:入場無料
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







