王と鳥
上映・公演は終了しました。

1980年/フランス/87分/配給:クロックワークス/©1980 LES FILMS PAUL GRIMAULT・STUDIOCANAL IMAGE・FRANCE
世界がさらなる“タキカルディ王国化”を推し進める現代、映画『王と鳥』は、ますますその生命力を強めている。
対戦直後の1947年に製作を開始し、70年代に時代の新たな悲劇を描き込み、フランスアニメーション界最大の巨匠ポール・グリモーとフランスで最も愛される詩人ジャック・プレヴェールが残した一篇の映画。それは、現代に生きる私たちが暮らすこの世界、この社会を実にリアルに正面から見据えたものだった。一部の権益のために延々と続く戦争、無くなることのない独裁的な政治、世界中に抑圧と貧困を生みだし弱者を見捨てようとするグローバリズム、そして巧妙に二極化される格差社会に至るまで、世界がさらなる“タキカルディ王国化”を推し進める現代、映画『王と鳥』は、ますますその生命力を強めている。
高畑勲、宮崎駿をアニメーションへと誘った不朽の名作。
ジブリの原点、この夏、堂々劇場“初”公開!
2006年、『ゲド戦記』のスタジオジブリがこの夏に贈るもう一つの映画は、高畑勲、宮崎駿、そしてジブリの“原点”とも言うべき映画『王と鳥』(デジタルリマスター版)。高畑勲は、ディズニーとは全く異なるその表現と、時代を鋭く捕らえた隠喩の数々に驚嘆し、「少なくとも、もしそれを見ていなければ、アニメーション映画の道に進むことはなかった」と語る。宮崎駿は、もっとも影響を受けた作品を聞かれ、「ポール・グリモーの『王と鳥』を上げないわけには行かない」と答え、その着想を自身の作品に描き継いできた。フランスアニメーション界最大の巨匠ポール・グリモーとフランスで最も愛される詩人ジャック・プレヴェールが作り上げ、若き日の高畑、宮崎の運命を変えた本作を、ジブリはこの夏、高畑勲の新たな日本語字幕翻訳とともに、堂々劇場“初”公開する。
ストーリー:
その部屋には、3枚の絵が飾られていた。美しい羊飼い娘と、煙突掃除の青年、そして、孤独な王の肖像画。娘と青年は恋をしていた。その仲を引き裂こうとする王。ふたりは絵の中から、逃げ出した。一羽の鳥が水先案内人になり、めまぐるしく続く階段を、どこまでも駆け下りてゆく。しだいに明らかになる、宮殿の正体。為政者もマスコミも、そして民衆も、みんな一緒くたになって天高くそびえる高層宮殿は、世界の支配構造<システム>そのものだった!

洋画
監督:ポール・グリモー
声の出演:パスカル・マゾッティ、ジャン・マルタン、レイモン・ビュシェール、アニエス・ヴィアラ、ルノー・マルクス
料金:施設参照
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







