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青春☆金属バット

上映・公演は終了しました。

2006年/日本/PG-12/配給:ゼアリズエンタープライズ=日本出版販売/©2006古泉智浩・秋田書店/日本出版販売/ビクターエンタテインメント

高校時代、万年補欠の野球部で「バナンバ」と馬鹿にされていた難馬は、27歳の今、バイト先のコンビニと古びたアパートの往復以外は、バッティングセンターに行くだけの日々を送る。相変わらず所沢に暮らし、やりたい仕事があるわけでもなく、語り合う友達がいるわけでもないが、ただひとつ目標があった。それは“究極のスイング”を体得すること。そのために10年前から毎日バットを振ってきたのだ。そんな彼の人生に巨乳自慢の女エイコが飛び込んでくる。ほぼいつも酒瓶を手に酔っぱらっているエイコの傍若無人ぶりに振り回されつつも、彼女の言いなりになる難馬。そうこうするうち「バット強盗」の2人組として警察に追われる身に。そんな彼らを見つけるのが、やる気のまったくない不良警官の石岡だ。実は石岡と難馬は、かつて一緒に野球に打ち込んだ仲だった……。
青春に挫折していた3人が、互いに否応なく影響されて、ラストで奇跡の輝きを見せる。その瞬間は誰の胸をもキュンとさせるだろう。始まりは、これからだ!

難馬を演じるのは、竹原ピストル。竹原は、「生きてもいないのに、死んでたまるか」の思いから、1999年に北海道で濱埜宏哉(本作にガソリンスタンドの店員役で友情出演)とバンド、野狐禅(やこぜん)を結成。日常の焦燥を歌い上げる新世代フォーク・ロック・バンドとして瞬く間に人気になり、2003年にメジャーデビューを果たした。
この映画(デビュー作)で、竹原は、ほとんど意思表示をしない寡黙で鈍重な青年・難馬そのものになって、まったく「演技」を感じさせない。熊切監督は、次作『フリージア』(07年春公開予定)でも彼を連続起用している。
一方、高校時代に大きな挫折を味わったことから、10年という歳月を停滞したまま過ごし、すべてに投げやりになっている警官・石岡を演じるのは、安藤政信。『キッズ・リターン』の鮮烈なデビューから10年目を迎える今年、安藤は今までやったことのなかった無気力かつ不機嫌な青年を難なくこなしたばかりか、ラスト・シーンではまるで『キッズ・リターン』のシンジのその後がそこにいるような幅のある演技を見せて、新境地を切り開く。
また、つねに酔いつぶれている女エイコを演じた坂井真紀は、エイコの奔放さも悲しみも同時に表現してなお、コケティッシュな魅力も加味させ、忘れ難いキャラクターを創出している。初の巨乳役にも要注目。

邦画

監督:熊切和嘉
出演:竹原ピストル、安藤政信、坂井真紀、寺島進、若松孝二

料金:施設参照

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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