ジョルジュ・バタイユ ママン
上映・公演は終了しました。

2004年/フランス/110分/配給:アット エンタテインメント/©Gemini Films Arte France Cin_ma Les Films du Cam_lia Les Films du Lendemain Natan Productions
最愛のママンが、僕を絶望と破滅へ突き落とす―。
崇拝する美しいママンに会うため、ピエールはスペイン、カナリア諸島を訪れる。自堕落な父親に対する煩わしさから解放され、ママンと二人きり、平穏な暮らしへの訪れに胸を振るわせながら。しかし、喜びは打ち砕かれ、不安と恐怖に支配される。青い海、煌めく太陽の下、ママンが徐々に本性を露にしはじめたのだ。17歳の少年が知る、不道徳で魅惑的なママン。そして、残酷で暴力的な愛の姿とはー。20世紀を代表する思想家ジョルジュ・バタイユが遺した美しくも残酷な衝撃作
美術、文学、政治―エロティシズム。本国フランスはもちろん、日本においても作家の三島由紀夫、芸術家の岡本太郎など、時代の先駆者たちに多大な影響を与えた、20世紀最大の思想家ジョルジュ・バタイユの遺作となった「聖なる神」を完全映像化。
この究極の愛の物語に挑んだのは、前作の『17 fois Ce cile Cassard』が長編デビュー作にも関わらず、同年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で上映され注目を集めた、フランス映画界の新鋭クリストフ・オノレ。
主演は『ピアニスト』『8人の女たち』のイザベル・ユペール。刹那に生きることしかできない主人公ヘレンの神々しい痛々しさを見事に表現している。母親の隠された本性を知り当惑しながらも、自分の生き方を模索していく息子・ピエールに扮するのは『ドリーマーズ』のルイ・ガレル。物憂げな眼差しから漂う端正な美しさで、きわどい描写も原作の格調高さそのままに魅せる実力を備えた若手実力派である。
劇中にはフランスを代表するトップ・ブランド、クリスチャン・ディオール、バレンシアガの衣装や、1960年代に活躍したタートルズの代表曲「ハッピー・トゥギャザー」、シンディー・ローパーが歌う名曲「愛の讃歌」などの楽曲を起用し、主人公たちの表面的な美しさを華やかに明るく演出している。それによって彼らが堕ちていく闇の深さがより際立ち、寓話のように甘美で毒のある世界が創り上げられ、ここにバタイユが遺した、美しくも残酷な衝撃作が鮮烈によみがえった。

洋画
監督:クリストフ・オノレ
出演:イザベル・ユペール、ルイ・ガレル、エマ・ドゥ・コーヌ、ジョアンナ・プレイス
料金:施設参照
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







