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カクタス・ジャック

上映・公演は終了しました。

2004年/メキシコ/103分/配給:エレファント・ピクチャー

 メキシコで大ヒットを記録した犯罪アクション「カクタス・ジャック」。本国のテレビ界で活躍する若手が一同に集結し、ブラックユーモアあふれる犯罪劇をスタイリッシュな映像とセンスを感じさせる音楽でテンポよく見せている。「カクタス・ジャック」の最大の魅力は、多彩な11人の登場人物たちで複雑に絡み合うストーリー。メキシコ・シティのある一夜を舞台に、主人公のジャックが、会社のボスで街の権力者でもあるカボスの娘を恋人にしたことで友人まで巻き込んで見舞われる不運な出来事と、カボスに恨みをもつ誘拐グループの企てが別々に進行するも、やがてひとつの結末にたどり着く。

この見事な作品構成で、メキシコの映画界に衝撃を与えたのは、ポスト・タランティーノとの呼び声も高いアレファンドロ・ロサーノ。本作で監督と脚本を務め、本格的な長編デビューを飾った。主演のジャック役は、舞台やテレビで人気を集め、本作では共同脚本も手がけているトニー・ダルトン。ジャックの友人には、同じく数多くのテレビシリーズに出演しているクリストフ。そして、誘拐グループのリーダー・ボッチャにラウル・メンデスと、ワイルドな魅力を放つ端正な顔立ちの演技派ラティーノが勢ぞろい。ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナとはまた違った雰囲気をもつ彼らの今後の活躍に注目だ。そんな若手をサポートする共演者の顔ぶれも豪華。極悪非道なカボス役には、「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」(ロバート・ロドリゲス監督/03)や、メキシコで物議を醸した「アマロ神父の罪」(カルロス・カレラ監督/02)などに出演している実力派俳優ペドロ・アルメリンダス。メキシコのアカデミー賞といわれるアリエル賞最優秀男優賞の常連でもある。伝説のレスラーで人のいい怪力男ルベンには、舞台俳優のホアキン・コシオが好演。笑いがありながらも深みある演技で印象を残している。

洋画

監督・脚本:アレファンドロ・ロサーノ
出演:トニー・ダルトン、クリストフ、ペドロ・アルメンダリス、アナ・クラウディア・タランコン、グスターヴォ・サンチェス・パラ

料金:施設参照

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