東京陶芸家 辻 厚成 くつろぎの部屋
上映・公演は終了しました。

辻厚成(つじこうせい)氏は、都内に窯を持つ数少ない陶芸家として、自らを東京陶芸家と称し独創的な陶芸活動を展開する一方で、「くつろぎ」を大切にする独自のライフスタイルを実践するアーティストとしても知られています。
日本犬研究家・斎藤弘吉氏と陶芸家・辻輝子氏の子として、幼少期から土に囲まれて育ち、5歳から作陶をはじめ、9歳で作品を発表、12歳で窯を持ち、本格的な陶芸活動を開始します。18歳で、日本の若手芸術家の代表として、日本貿易振興会(JETRO)からメキシコに派遣され、中米の文化に刺激を受け、さらに、棟方志功氏や北大路魯山人氏、岡本太郎氏などとの交流のなかで、独自の陶芸の世界を築きました。辻厚成氏の作品には、人との出会いや自然との関わりが反映されたおおらかさがあり、ろくろを使わない手捻(てびね)りによる造形は、土の生命力を力強く表現しています。
第一部では、土に宿る生命力に溢れ、見る人に安らぎを与える辻厚成氏の作品を紹介します。半世紀以上に及ぶ作陶への探求から生まれた「厚成紅(こうせいあか)」という、鮮やかな赤色(クリムゾン)を発色する独自の釉薬(ゆうやく)を使った作品など、本展覧会のための新作約30点を中心に、幼年期からの作品や絵画、デッサンなど約50点を展示します。
第二部では、作陶の現場であるアトリエの一部とともに、辻厚成氏が永年愛用する、家具やカメラ、葉巻やパイプなど、身近なモノに囲まれた「くつろぎの部屋」を再現します。モノへのこだわりと、幅広い分野の人々との交流のなかで作り上げてきた陶芸家としてのライフスタイルを紹介します。
今回の展覧会では、慌ただしい現代社会において、とかく見失いがちな「くつろぎ」の時間を持つことで生まれる心の豊かさを感じていただけるよう構成します。辻厚成氏の陶芸の世界とライフスタイルを中心に、身近なモノたちが持つ、ヒトを癒す力と深い文化性を紹介したいと思います。
辻 厚成(つじこうせい)プロフィール
1942(昭和17)年、東京生まれ。和光学園、玉川学園、メキシコ国立サンカルロス美術大学に学ぶ。9歳で光風会へ特別出品。12歳で自らの窯を持ち、中央公論社画廊で初の個展開催。以降、数多くの個展を開催する傍ら、クルマやファッションなどの分野でコメンテーターを務め、独自のライフスタイルを発信。陶芸では、個性的な厚成紅(こうせいあか)を用いた伸びやかな作品を中心に新たな陶芸の可能性を求めて活動中。「土と遊ぼう」主宰。
写真上:「夢と情熱」2005年
写真下:「練り込み盃」1989年

画廊・ギャラリー
辻 厚成
料金:一般・大学生 100円【50円】
小・中・高校生 50円【20円】
【 】内は20名以上の団体料金
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







