いわきノート FUKUSHIMA VOICE
上映・公演は終了しました。

2014年/日本/86分/制作:UPLINK/製作:筑波大学創造的復興プロジェクト
学生たちが取材し、震災後のいわき市の今と未来を描いたドキュメンタリー映画「いわきノート」が5月10日、渋谷アップリンクで公開される。
東日本大震災と原発事故から2年半が過ぎ、震災の記憶が徐々に風化し始めている。こうした危機意識が募る中で、同作品は「筑波大学創造的復興プロジェクト」の一環として、筑波大の有志11名が自らの目線で丹念に取材し、福島の人たちの「今」の声を丁寧に紡いだ映像作品として構成されたもの。
舞台は福島県の南部に位置し、福島第一原発にもほど近い「いわき市」。かつては炭鉱の賑わい、また昨今では映画「フラガール」の故郷としても知られる。東日本大震災では446名が犠牲となり、現在も福島第一原発の周辺町村から2万人以上の避難を受け入れている。放射能、環境変化、風評被害、様々なストレスが住民たちに重くのしかかっている中、2013年に立ち上がった「未来会議inいわき」では、職業も年齢も考えも異なる住民や県外の人々が集い、自らの震災の記憶や思いを語る場となっている。学生たちは、同会議に参加する「なめこ農家」「子供を津波で失った漁師」「いわきで子育てする母親たち」「保育士」「教師」「高校生」「サーファー」「仮設住宅で生活する人」など、戸惑いながらも、前に進もうとしている人びとの声に耳を傾け、対話を通していわき市の姿を浮き彫りになっていく。
インタビューも撮影も編集も初めてだという学生たちは、「福島の人たちの声を世界に届ける」を合い言葉に、映画制作や配給、映画館などの運営を手掛ける「アップリンク」(渋谷区)の協力を得て映画づくりに挑んだ。取材した撮影素材は延べ90時間にも及び、学生たちの眼差しを通し、被災地いわきの「今」と「未来」を捉えている。
<学生が取材で集めたいわきの人々の「声」>
「失ったものを惜しむのはそろそろ終わりにする時期。残されたものや新しく手に入ったものを数えれば、明日に繋がると思うのね」(仮設住宅住民ボランティア)
「大学で友達になった子に出身を聞かれて福島だと答えると、たいてい「大丈夫?」と聞かれて複雑な気持ちになる。何とも言えないモヤモヤ感」(大学生)
「事故後2週間の時点で保育園の再開を決めたのは、いわきを動けない人たちが居るから。その現実を私たちは受け止めなくてはならない」(保育園理事長)
「ポジティブにポジディブにと自分を奮い立たせて過ごしてきたけれど、他人に指摘されて、不安の影を自分で押し殺していることに気づきました」(託児施設主宰)
ドキュメンタリー
取材・撮影:有馬俊、岡崎雅、佐々木楓、佐藤優大、三藤紫乃、鈴木絹彩、鈴木ゆり、太智花美咲、千葉美和子、津澤峻、中川慧介(筑波大学2013年度在学生)
料金:一般・シニア1,000円学生500円
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







