アクト・オブ・キリング
上映・公演は終了しました。

2012年/デンマーク・ノルウェー・イギリス合作/配給:トランスフォーマー/©Final Cut for Real Aps, Piraya Film AS and Novaya Zemlya LTD, 2012
1960年代にインドネシアで密かに行われた100万人規模の大虐殺。その実行者による再現を試みた異色ドキュメンタリー「アクト・オブ・キリング」が4月12日より、渋谷・イメージフォーラムで上映される。
1965年9月30日深夜、インドネシアで大統領親衛隊の一部が、陸軍トップの6人将軍を誘拐・殺害し、革命評議会を設立するというクーデター未遂事件「9.30事件」が発生。当時クーデター部隊を粉砕し事態の収拾にあたり、第二代の大統領になったスハルト少将らは、同事件の背後を操っていたのは共産党だと非難し、インドネシア各地で100万とも200万とも言われる共産党関係者の虐殺が密かに行われた。
監督はアメリカ人のジョシュア・オッペンハイマー。ハーバード大学、ロンドン大学で学んだ後、10年以上政治的な暴力と想像力との関係を研究するため、民兵や暗殺部隊、犠牲者たちを取材してきた。同作品では当初、人権団体の依頼で虐殺の被害者を取材していたが、当局から被害者への接触を禁止され、取材対象を加害者に変更。取材過程で大量虐殺に関わった加害者たちが嬉々として過去の行為を再現したのを見て、「あなたが行った虐殺を、もう一度演じてみませんか?」と提案。大の映画ファンだった加害者らは大喜びで映画作りに同意し、まるで映画スター気取りで過去に行った殺人の行為(=アクト)を演技(=アクト)してみせる。その再演は、加害者らにある変化をもたらしていく――。
完成前のラフカットを観て心を奪われた、ドイツの鬼才ヴェルナー・ヘルツォーク監督は「少なくともこの10年間、これほどにパワフルで、超現実的で、恐ろしい映画を観たことがない」とコメント。同監督らが製作総指揮として参加し、劇場公開を全面的にバックアップし、 2013年ベルリン国際映画祭で2部門を制覇し、さらに15以上の映画批評家協会賞を総なめ。また山形国際ドキュメンタリー映画祭最優秀賞をはじめ、50以上の映画賞を受賞するなど、世界中で大きな話題を集めている。
過去に類を見ないアイディアと勇気を持った同作品は、長く恐怖に支配されてきたインドネシアの歴史に大きなインパクトを与える。「悪とは何なのか?」「人間の本当の恐ろしさとは?」という全人類にとって普遍の問題を突きつける。
ドキュメンタリー
監督:ジョシュア・オッペンハイマー
料金:
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







