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コーヒーをめぐる冒険

上映・公演は終了しました。

少しほろ苦く心温まる、一杯のコーヒーのような1日を描く映画「コーヒーをめぐる冒険」が3月1日より、渋谷シアター・イメージフォーラムで上映している。

コーヒーを飲みそこねた朝から始まり、普通じゃない人たちと出会う1日を描く。ツイてないけど、なぜかホッひと息できる、まるで一杯のコーヒーのようなハートウォーミングな物語。舞台はベルリン、主人公は2年前に大学を辞めて悶々とする日々を送るニコ。恋人の部屋でコーヒーを飲み損ね、ツイていない朝からストーリーが始まる。車の免許は停止になり、カフェで「普通のコーヒー」を注文しているのに新しい味だの、産地だの…と細かいことを言ってくる。親からの仕送りをATMで引き出そうとカードを入れたら吸い込まれ、仕方なくアパートに戻れば、今度はアパートの上階に住むオヤジに絡まれる。親友マッツェと街に繰り出せば、ダイエットに成功してまるで別人の元同級生ユリカ、クサい芝居の売れっ子俳優など、ひとクセある人たちが次々に現れる。さらに大学退学が父親にバレ、ユリカに誘惑され、行く先々でコーヒーにふられ──と災難は続き、逃げ出した夜の街で、ナチス政権下を生き抜いた老人に話しかけられる。これがツイてない日のクライマックスなのか? 夜は長い。コーヒーは、まだまだ遠い──。

監督は、本作が初作品となるヤン・オーレ・ゲルスターさん。同作品が海外で熱狂的な人気を呼び、30を超える映画祭で数々と賞を受賞。ドイツ国内でも大ヒットを記録し、ドイツ・アカデミー賞9部門にノミネート、作品賞・監督賞を含む主要6部門を獲得するという快挙を成し遂げ、ドイツ映画界に久々に表れた新しい才能として注目を浴びている。

ベルリンの街をモノクロのシャープな映像で捉え、ナチス政権時代の水晶の夜事件など歴史の事実も盛り込むなど、観光では見ることのできない真のベルリンの姿を映し出す。また、オープニングシーンでは、ジャン=リュック・ゴダールの『勝手にしやがれ』、シナリオにはフランソワ・トリュフォーのエッセンスが散りばめられ、おばあちゃんのシーンには『惑星ソラリス』のサウンドトラックを流し、『タクシードライバー』のロバート・デ・ニーロのモノマネなど、名作映画へのオマージュを所々に注入している点も見逃せない。

洋画

監督・脚本:ヤン・オーレ・ゲルスター
出演:ニコ・フィッシャー

料金: 

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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