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終わりゆく一日

上映・公演は終了しました。

2011年/スイス/111分/配給:フルモテルモ×コピアポア・フィルム/©2011 OKOFILM SRF ARTE Thomas Imbach

監督自身が15年間にわたって定点観測し、その自分自身の人生の断片を間接的に描くドキュメンタリー映画『終わりゆく一日』が2013年10月26日より、ユーロスペースにて公開される。

スイスのインディペンデント映画界で活躍し、ドキュメンタリーとフィクションの境界を超えた作品作り挑み続けているトーマス・イムバッハ監督が、自伝的作品としてあるひとりの映画監督の15年間を追ったもの。1995年から2010年の間に撮りためられたスイス・チューリッヒにある映画監督の窓からのから定点観測した風景と、1988年から2003年の間に集められた留守番電話のメッセージというパーソナルな素材を組み合わせて制作されており、映画作りにおける葛藤、親の死や子どもの誕生、パートナーとの別れといった自らが経験した出来事が間接的に描かれている叙情ドキュメンタリー。

舞台はチューリッヒの工業地域。元倉庫のロフトを仕事場にしている映画監督のTは、今日も窓の外の風景にカメラを向けている。広大な風景の中で一際目立つ工場の煙突、雲を横切る鳥の群れや飛行機、眼下の操車場で働く作業員、いつも髪をなびかせ颯爽と歩いている女性といったものを35ミリフィルムで撮影し続けるT。空を突き刺す巨大な煙突、雲を横切る鳥の群れ、轟音をたてて行き交う列車、キスする恋人たち、建設中の高層ビルの上を旋回するクレーン。風景は季節や天気や時間帯によって様変わりし、Tが見飽きることはない。
Tの背後では様々な人から電話がかかり、留守番電話にメッセージを残していく。「もしもし、今何しているの?」「湖に泳ぎに行かない?」「残念ですが、あなたの企画は会議で却下されました」…、映画関係者らしきある者は企画が通らなかったことを告げ、ある者はTを励まし、ある者は観てきたばかりの映画の感想を述べる。飛行機であちこちを飛び回っているTの両親は、旅先の天気を報告する。しかしある時、父に腫瘍が見つかる。闘病の末、父は亡くなる。やがてある女性とTの間に子どもが生まれる。彼女はなかなか息子の面倒を見ようとしないTに不安を抱く。その間にも息子は成長し、電話口で喋れるまでになる。彼女はいつも不在のTとの関係に悩み、苛立ちをぶつけるようになる。Tと彼女の距離は広がっていく…。

劇中音楽にはボブ・ディラン、シド・バレット、ジェイソン・モリーナ、ビル・キャラハン、ジョン・フルシアンテ、コナー・オバーストらのカバー楽曲を使用。楽曲演奏は、同作のためにスイスのミュージシャンたちによって結成されたDay is Done Bandが担当している。なお、原題の『Day is Done』はニック・ドレイクの楽曲名からとられている。

ドキュメンタリー

監督・撮影:トーマス・イムバッハ 

料金:施設参照

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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