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日本の悲劇

上映・公演は終了しました。

2012年/製作国:日本/101分/配給:太秦/©2012 MONKEY TOWN PRODUCTION

年金不正受給問題を扱った社会派ドラマ「日本の悲劇」が2013年8月31日より、渋谷・ユーロスペースで公開される。

監督は、イラクで起きた日本人人質事件を題材にした「バッシング」(2005年)や、終の棲家を求めて旅に出る「春との旅」(2010年)など、社会が抱える闇や問題を深く描き続けてきた小林政広さん。

最新作は、2010年7月、親の年金を拠り所に長女が父親の死後もその死を隠し続け、日本中を騒然とさせた年休不正受給の事件を題材にする。同事件に衝撃を受けた監督・小林政広さんは「遺書を書くような気持ち」で本作の脚本を書き上げたという。外部との接点をなくした極限状態の家族が、その果てに選ばざるを得なかった究極の愛の形――。『日本の悲劇』は誰の身にも起こりうる私たち家族の物語といえるだろう。

2011年3月11日の東日本大震災の日。肺がんの手術を受けたものの転移し、再び手術しなければ余命3カ月と宣告された不二男(仲代達矢)。医者の制止も聞かずに勝手に退院し、自室の扉を固く閉ざして閉じこもってしまう。一方、不二男の息子で、失業中の上に妻子にも逃げられてしまった義男(北村一輝)は、父の年金を頼りに無為無職の日々を過ごしていた。困惑する義男はドア越しに父へ呼びかけるが、不二男は聞く耳を持たず、自室のドアや窓を封鎖して「ミイラになる」と言い放つ……。

余命3か月の父親とその父の年金を頼りに生活するうつ病の息子の悲劇を描く社会派ドラマ。年金不正受給事件をテーマに、ある家族が崩壊していく姿を通して日本の無縁社会の問題をあぶりだしていく。小林監督が綴った鬼気迫る脚本を読んだ俳優たちが出演を熱望。父親の決断を阻止しようとする息子と父親の扉越しの攻防戦では、強烈な存在感を放つ仲代さんと感情を剥き出しに泣き叫ぶ北村さんの熱演は胸に突き刺さる。世代を代表する俳優の魂のせめぎ合いに心を揺さぶられるだろう。


邦画

監督:小林政広 出演:仲代達矢、北村一輝、大森暁美、寺島しのぶ

料金:一 般:1700円
大・専:1400円
シニア:1200円
※9月15日以降 18歳以下(要証明書)は入場無料。

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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