ヴィック・ムニーズ ごみアートの奇跡
上映・公演は終了しました。

2011年/ブラジル・イギリス合作/98分/配給:ユナイテッドピープル
現代芸術家ヴィック・ムニーズの活動を追ったドキュメンタリー『ヴィック・ムニーズ ごみアートの奇跡』が2013年7月20日より、ユーロスペースにて公開される。
ヴィック・ムニーズは、1961年にブラジルのサンパウロの労働者階級の家庭に生まれる。若いころに喧嘩の仲裁に入った際、脚を銃で撃たれる。そのときの賠償金でニューヨークへ旅をし、以来ニューヨークを拠点にアーティストとして活動を続ける。
ムニーズは、身近にある以外な材料を多数用いて絵画制作を行い、写真に収めていくことで知られており、代表作としてチョコレート・シロップによる「最後の晩餐」、ダイアモンドによるマリリン・モンロージャム、ピーナッツバターによる「モナリザ」などがある。ムニーズの作品は世界中で展示されており、国際的に高く評価されている。リオデジャネイロのMAMで行われた個展「ピクチャー・オブ・ガベージ シリーズ展」は、参加者数がピカソに次ぐ記録だった。
同ドキュメンタリーは、ムニーズの故郷ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ郊外にある世界最大のゴミ処理場で働く若者たちとともに、ゴミを利用したアート「ピクチャーズ・オブ・ガベージ」を制作し、彼らの人生を変えていく姿を追ったもの。もともと、ムニーズは「カタドール」と呼ばれる再生利用可能なゴミを拾い集める貧しい人びとを写真に収めていたが、撮影を続けるうちにゴミと共に生活する彼らを「描く」ことに興味を持つ。そして、ごみ山で集めたガラクタで、カタドールたちの巨大ポートレイトのモザイク画を制作し、個性豊かなごみ回収人たちの人生をアートで光輝かせていく……。貧しい家庭出身のムニーズは制作した作品を世界的に有名なオークションで販売し、そのお金をカタドールに全額寄付。アートが現実社会を変える壮大な試みとなっている。
監督は、核兵器廃絶を訴える社会派ドキュメンタリー「カウントダウンZERO」が第63回カンヌ国際映画祭で注目されたルーシー・ウォーカーさん。また、東日本大震災の被災地にカメラを向けたドキュメンタリー「津波そして桜」は第84回アカデミー賞の短編ドキュメンタリー賞にノミネートされるなど、日本でも高い支持を得ている。今作は、2010年ベルリン国際映画祭パノラマ観客賞・アムネスティ国際映画賞など数々の賞を獲得し、第83回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にもノミネートされている。
「アートで世界を変える」ムニーズの試みを、ぜひ劇場で体感ください。
ドキュメンタリー
監督:ルーシー・ウォーカー 出演:ビック・ムニーズ
料金:施設参照
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







