テニスの王子様
上映・公演は終了しました。

2006年/日本/配給:松竹/©許斐剛・TK WORKS/集英社 ©「テニスの王子様」実写映画製作委員会2006
『テニプリ』の愛称で親しまれ、男女問わず多くの読者に絶大な支持を得ている大人気スポーツコミック『テニスの王子様』が、ついに実写映画としてスクリーンに登場する。
集英社・週刊少年ジャンプ誌上で1999年に連載開始以来、コミックス発刊は2006年3月現在ですでに32巻を数え、その総発行部数は3200万部以上。クールでスタイリッシュながらも熱く、ひたむきにテニスに打ち込む登場人物たちのドラマは、若者たちの心に深く突き刺さっている。
主人公・越前リョーマ役には映画『HINOKIO』の主演で高い評価を得た本郷奏多、リョーマの所属する青春学園テニス部部長・手塚国光役にミュージカル『テニスの王子様』で同役を演じる城田優を起用。さらに青春学園のライバル・跡部景吾役にはすでに映画、テレビで人気を誇る載寧龍二など、多くの若く魅力的な俳優たちの競演は、スクリーンを飾るひとつのポイント。熟練のベテランとちがい、まだ色に染まっていない彼らの自由な演技は観客達にエネルギーと親近感を与える。また観客達が彼らを支持し、育てる「双方向性」がこの作品にはあるのだ。原作コミックのファンも納得されられるよう、キャスティングには細心の注意がなされており、いずれも原作キャラクターの魅力をそのまま投影できる俳優が配されている点も注目である。また、映画初出演となる島谷ひとみ、本格派俳優岸谷五朗の出演は、ともすれば浮き足立ったものになりがちな青春ストーリーに奥行きを与える。それぞれがそれぞれの持ち味を発揮できる舞台が本作には整っていると言えるだろう。
ドラマでは「強くなりたい」と願う少年達の颯爽とした姿と、彼らの成長が全面に描かれる。クールなテニスの天才達が観客に訴えかけるのは、意外にも熱く生きることの素晴らしさ、そして仲間の大切さである。いつの世も普遍的なこのテーマは、現代日本人がどこかに置いてきたものであり、そして今また確かに求めているものだ。スクリーンに一大スペクタクルを織り成すテニスシーンにも徹底したこだわりが込められており、キャスト陣は5か月にわたってプロテニスコーチ白戸仁氏の本格的な特訓を受けた。一挙手一投足に込められた、本物だけが持つ臨場感、緊張感は、映像に圧倒的な説得力を持たせる。また実写映像化は不可能と言われた超現実的な必殺ショットの数々も、高い技術力で近年頭角を現す映像製作集団「デジタル・フロンティア」によるVFXで完全再現。美しくダイナミックなテニスシーンが観客の目を釘付けにすることは疑う余地がない。
今作でメガホンをとるのは『Jam Films S』で瑞々しい感性を披露したアベユーイチ。彼もまたVFXの名手として知られているが、今回コミックス原作の実写映画化という難題に挑み、優れたドラマ構成能力も発揮してそれを完全形としてまとめ上げる。脚本は新鋭・羽原大介が担当。アベ監督と見事な"ダブルス"を見せ、少年達の持つ肉体的、精神的強さと戸惑いを見事に描き切る。音楽はクラシックを始め各界に高い評価で知られる岩代太郎、主題歌を新星ヒップホップユニット「Yellow Cherry」が歌い、作品を時に壮大に、時にカジュアルに...とカラフルに彩っている。
テレビアニメ、ミュージカル、アニメ映画...とあらゆるメディアに飛び火した"テニプリ現象"は、ここへ来てついに実写映画化という一大局面を迎える。個性的なキャスト、妥協を知らないスタッフ、そして公開を今や遅しと待つ日本全国の"テニプリスト"達によって、この作品も必ずや巨大なムーブメントを起こすことだろう。その時こそ、『テニプリ』という作品が持つテーマ"熱"と"団結"が、自身の存在を以って証明される瞬間なのである。
新たな歴史がここに刻まれ、そしてまたここから始まる────。

邦画
監督:アベユーイチ
出演:本郷奏多、城田優、載寧龍二、島谷ひとみ、岸谷五朗
料金:施設参照
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







