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核の傷:肥田舜太郎医師と内部被曝

上映・公演は終了しました。

フランス/2006年/日本語・英語/53分

自身の被曝体験を原点に、戦後67年間、
被曝者治療と核廃絶運動に献身し、内部被曝の実態を訴え続ける
現在95歳の肥田舜太郎医師の歩みを追ったドキュメンタリー作品


1945年8月6日、当時28歳の肥田医師は、軍医少佐として広島陸軍病院に赴任していた際に被曝。直後から被曝者の治療にあたることになったが、原爆の衝撃波や熱線を直接受けていない人々も原因不明の症状を発症し、次々と死んでいくのを目の当たりにする。その原因について肥田医師がある程度理解できるようになったのは、戦後30年余りも経った1970年代になってからだった。

背景には、米国が放射線の人体への影響を隠匿し続けてきたという事実がある。米国は、被曝者への放射線の影響について調査するため、1947年に原爆障害調査委員会(ABCC)を設立した。広島と長崎のABCCで、1947〜50年に延べ12万人の被爆者からデータが収集され、分析結果は、日本では一切公開されないまま、すべて米国の管理下に置かれた。当時、原発建設の推進と、冷戦下の核兵器配備を強化していた米国にとって、低レベル放射線や体内被曝の影響を公表されることは望ましくなかったのである。
 
また日本政府も、アーネスト・スターングラス博士らが提唱する内部被曝の科学的根拠を明確ではないとして、肥田医師や日本原水爆被害者団体協議会が求めていた被曝者認定の範囲を限定する立場を長年にわたって取り続けてきた。
広島・長崎の被曝者たちに日米両政府が強いてきた苦悩を、2006年にフランス人映像監督が描いた本作は、福島原発事故後の日本で何がなされるべきか、その一端をわれわれに示唆するものである。

ドキュメンタリー

監督・脚本・撮影・録音:マーク・プティジャン

料金:施設参照

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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