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玲玲(リンリン)の電影日記

上映・公演は終了しました。

2004年/中国/100分/配給:アルバトロス・フィルム

新鋭女性監督が捧げた映画へのオマージュに中国全土が涙した──。

中国映画界にまたひとつ、新しい才能が誕生した。本作がデビュー作となるシャオ・チアンは、文革時代を背景に映画を愛する家族の人生をノスタルジックな映像美で描き出した。物質的にも精神的にも豊かだったとは言えない1972年の中国に生まれた彼女は、自身の子供時代に体験した、野外映画館の懐かしい記憶を3年の月日を費やして脚本に綴った。政治的な窮屈さをのぞかせながらも、母と娘が辿った激動の人生を心温まる家族愛の物語に昇華させた手腕は見事で、各国の映画祭で絶賛されている。


物語は、北京で働く青年ダービンが、ある事故をきっかけに知り合った少女の日記を偶然読むところから始まる。日記には彼女の幼い頃の想い出が綴られていた。舞台は文革真っ只中の1971年、中国西北部の田舎町。少女の母はかつて映画スターを夢見た美しい女性で、娘は大好きな母と野外映画館に行くのが楽しみだった。父親はいなくても母と映画があったから、暮らしは貧しくても楽しかった。でもそんな幸せも長くは続かなかった。幼なじみの少年との別れ、母の再婚と新しい父・異父弟の存在、野外映画館の閉館、そして悲しい旅立ち・・・。
母がいつも聞かせてくれた歌、幼なじみの少年と走った草原、屋根の上に登って見た野外映画館のスクリーン・・・家族と別れた孤独な少女はその頃の記憶だけを胸に生きてきた。そしてかつての幼なじみダービンによって明かされる、優しい真実。その切なさに涙せずにはいられない。長い年月の中で離れてしまったそれぞれの人生が、映画を愛し続けたことで再び寄り添う珠玉の感動作。まさに中国版ニュー・シネマ・パラダイスと言えるだろう。

アジア

監督・脚本:シャオ・チアン
出演:シア・ユイ、チアン・イーホン、リー・ハイビン、クアン・シャオトン、チャン・イージン、チー・チョンヤン

料金:施設参照

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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