不惑のアダージョ
上映・公演は終了しました。

2009年/日本/70分/配給=ゴー・シネマ/copy;2009 Autumn Adagio Film Committee
まるでそれは、わたしの物語
はじめて描かれる、女性の物語。
母と子、恋愛、老い…「女としてのターニングポイント」を迎える―
すべての女性たちに贈る映画『不惑のアダージョ』が、ついに劇場公開する。2009年に製作された本作は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で初上映後、ロッテルダム国際映画祭タイガーアワードなど、数々の国際映画祭で絶賛され、観た者のあいだでは論議を醸し出し、すでに“伝説”として噂されてきた作品だ。
主人公は四十歳を迎えた修道女。若き日に神へ身を捧げ、教会でオルガンを弾き、規律に従い、ひとり穏やかに生きてきた。だが、その内には密かにあせりと揺れを抱えていた。それは、人よりも早く訪れようとしている、更年期…。
自ら選択した人生と“からだ”との矛盾。一見、修道女という馴染みの少ない世界を扱いながらも、これは女性たちが生きていくなかで通過する、普遍的なテーマでもある。そのひとりの女性としての率直な想い、真摯な告白が、上品なユーモアを交えながら、ヨーロッパ映画を思わせる繊細なタッチで、柔らかく格調高く描かれている。
日常の視点から創り上げる力強さ
世界が認めた新鋭監督 井上都紀
監督は、かねてより短編で実力を高く評価され、今回が待望の長編デビュー作となる井上都紀(いのうえ・つき)。短編『大地を叩く女』でゆうばり国際映画祭2008オフシアター部門グランプリを受賞し、同映画祭の支援と自費にて本作『不惑のアダージョ』を製作。よけいな説明的描写を省いたソリッドな演出に、本物のエモーションを注ぎ込む独自の話法に魅了される者は後を絶たず、同業の映画監督や、映画評論家の支援者も数多い。
主人公を演じるのは、アーティストへの楽曲提供で知られるミュージシャンの柴草玲。劇中ではピアノやアコーディオン等あらゆる楽器を演奏し、本作の音楽も担当している。また、映画では初のバレエダンサー約として、西島千博が特別出演し、主人公のピアノ演奏とともに繰り広げられるダンスシーンは、「こんなにロマンティックなバレエシーンは観たことがない」と、海外映画祭で評された。
晩秋の美しい紅葉を背景に、過去描かれることのなかった女性の物語。情感豊かな音楽が、過ぎゆく日常の時間を彩る。観終ったあと、それぞれの“わたし”の物語を誰かと語り合いたくなるような映画だ。
邦画
監督:井上都紀 出演:柴草玲、千葉ペイトン、渋谷拓生、橘るみ、西島千博(特別出演)
料金:施設参照
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







