静岡おでん屋「6(ROKU)」
旅をするように人と出会う街
真っ黒いだし汁が目を惹く静岡おでんは夜のみのメニュー。黒はんぺん・白焼き・なるとなど、すべて一串150円。
旅するデザインショップ「TRAVELING GAS SHOP」GAS・菊地さんのbookmarkは「6(ROKU)」
「TRAVELING GAS SHOP」は「旅するデザインショップ」というコンセプトのもと、9月30日にPICASSO 347内にオープンした期間限定ショップ。人が世界各地を旅行するように、中目黒・原宿・ロンドン・京都とショップ自体の所在地を転々とし、その旅の途中で出会ったデザイナーやアーティストとのネットワークを活かしたオリジナルのデザイングッズなどを取り扱っている。TRAVELING GAS SHOPを運営するGAS AS INTERFACE(ガスアズインターフェイス)は国内外で活躍するアーティストのデザインブック・シリーズ「GAS BOOK」のほか、クリエイティブリソースを活用した事業開発・プロデュース業務など、新しいデザインやアートに関わる活動を意欲的に展開する組織。自身も旅好きというGASの菊地さんのbookmarkは、宇田川町にある静岡おでん屋「6(ROKU)」。レコード屋が密集するエリアから少し外れた下町情緒の残る一角にあり、「場所柄か、音楽や映画関係の人などもよく来ている。といってもお洒落なサロンというより、もっとのんびりした気さくな雰囲気。だし汁が黒色のおでんや地酒など、静岡独特の料理も楽しめる。」構えず、気楽に異業種の人と集まれるところが気に入っている理由だそう。さらに菊地さんは渋谷の魅力をこう続ける。「いろいろな場所から、いろいろな人たちが集ってくるところ。たとえばGASが電話でもメールでもコンタクトが取れなかったニューヨークのデザイナーと、渋谷でばったり出会ったことがあった。とくに海外アーティストの来日公演や展示があるときは、信号待ちしているとき隣に会いたかったデザイナーやアーティストとの意外な出会いがあるから街を歩いていても目が離せない。」その視点は「旅するデザインショップ」のコンセプトとどこか通じるのかもしれない。小さな静岡おでん屋さんに自然と集まる人たちや、海外アーティストとの偶然の出会いなど、人と人を結び付ける引力の強さも「渋谷の街」が持つ魅力の1つかもしれない。
静岡おでん屋「6(ROKU)」
渋谷区宇田川町41-23-1F
TEL.03-3463-7216
営業時間:12:00〜15:00(ランチタイム、月〜木)
18:00〜25:00(日曜定休)
Shop's INFORMATION |
TRAVELING GAS SHOPでは1月14日から29日まで、「BRUTUS」など数多くの雑誌のアートディレクションを手掛ける藤本やすし氏が主宰するROCKETとコラボレーションした展覧会「HELLO GAS GALLERY EXHIBITION ROCKET IS STILL ON, "HOW ARE YOU BEEN?"」を開催している(写真右:同展フライヤー)。同展では写真家ユルゲン・テラーのオリジナルプリントやアーティスト集団「他社比社」のオリジナルアートワークやDVDなどを展示・販売する。今後、旅するTRAVELING GAS SHOPは今月末でPICASSO 347を離れ、別の場所に活動の拠点を移す予定だという。25日からはクロージングセールを始め、29日にはクロージングパーティも行われる。 |
TRAVELING GAS SHOP |
(2006年01月20日 21:39:00)