#01　コワーキングスペース2013.07.05

「ワーク・シフト」（リンダ・グラットン著）や「メイカーズ」（クリス・アンダーソン著）がベストセラーとなり、国内外で「新しい働き方」に注目が集まっている。渋谷かいわいでは2年ほど前から、駅を中心に半径3km以内に起業家やフリーランス、ノマドワーカーなどの仕事や交流の場として「コワーキングスペース」が急速に増加。その数は現在、大小、様々なスペースが約30カ所にも上る。もちろん、ひと口にコワーキングスペースとはいえ、仕事や人間関係の構築や交流に重きを置く月極めタイプの「コミュニティ重視型スペース」から、Wi-Fiや電源、FAX、無料コーヒーなどの仕事環境のみを提供し、それ以上は一切干渉しない時間・1日単位で料金設定をする「ドロップイン型スペース」など、その形態は様々。特に渋谷駅近くでは、緊急にWi-Fi環境を求めるワーカー向けに小規模の「ドロップイン型」が目立ち、その一方で、駅から少し離れた立地ではやや広く、内装や家具にこだわったオシャレスペースを提供する「コミュニティー型」や「シェアオフィス型」が多いようだ。そこで今回の「マップ×シブヤ」では、渋谷かいわいにある主要なコワーキングスペースをマッピングして、その集積・密集感を可視化。ギャルや若者の街と言われた渋谷が、今日、オープンな仕事場と仲間との交流を好むコワーカーたちの街に変貌しつつあることが判るはずだ。また渋谷の街で急にパソコン仕事をせざる得なくなったときに、「ドロップイン（時間・日単位）」でも利用可能なコワーキングスペースをリスト化してみたので、ぜひ活用してもらいたい。