Born in Shizuoka. 1999 Tokyo University of Agriculture and Technology Department of Physical Systems Engineering admission. In college, he worked as a lecturer part-time job of BLEA high school. Professional part Academic Affairs Officer since 2003, concurrently the university part affairs officer since 2006. Primarily responsible for the planning of the curriculum.
--流行に沿った教育を提供するうえで心がけていることは?
それは教務責任者として頭を悩ませているところです。アルバイトを始めた頃は僕も23歳で彼女たちとの距離も近かったのですが、段々とオジサンになってきていますしね(笑)。基本は、話しをすることです。何に興味を持っているかとか、彼氏はいるのかとか。それから彼女たちのブログにも目を通しますよ。例えば、ダイエットの記事があり、絶食して何キロ痩せたとか書いている。ネットにはびこる情報を参考にして危険なダイエットをする子が多いのであれば、ダイエット講座を開く意味があります。興味があるから授業に出たいと思うでしょうし、彼女たちの健康も守れるわけですし。それから、なるべく若い講師を入れることも心がけていますね。生徒と感覚が近いから情報がどんどん上がってきて、それを授業に反映させることができますから。10周年記念イベントとして、モデルの益若つばささんに「渋谷ファッション学」という講座を担当していただいた時の生徒の反響はすごかったですね。普段あまり学校に来ない子まで、100人以上が集まりました。益若さんは髪の毛の巻き方などを話してくれたのですが、みんな興味しんしんでしたよ。やはり彼女たちには、オピニオンリーダーのリアルな声が響くんです。ビジネススクールがセミナーにベンチャー企業の社長を招くような感覚ですね。
--どのような価値観を持つ生徒が多いのでしょうか。
当然のことでしょうが、生徒によって価値観は本当にさまざまです。真面目な子もいれば、不真面目な子もいますしね。ただ、周りから批判されても独自のファッションを貫くくらいだから、どちらかというと自分を通そうとする熱い気持ちを持つ子が多い印象です。見た目は派手ですが、ボランティア活動に熱心で海外に行った子もいますし、泣きながら後輩を指導するような熱血タイプの子もいますよ。目的意識を持って入学する生徒は最初から熱心に授業を受けますが、中にはしだいに学校に来なくなる子もいます。ただ、ふとしたきっかけで変わることが多いんです。こないだ、GILFYというブランドの店員さんがメイクの講師を担当してくれたのですが、その授業をきっかけに急に出席率が上がった生徒がいました。きっと自分の将来の希望を具体的にイメージできたのでしょう。これからも、そのように生徒の気持ちを揺さぶることのできる授業をつくっていきたいと、改めて感じましたね。
--今後、入学を検討している方も多いと思いますが、どんな生徒を求めていますか?
BLEAは、「なりたい」という気持ちを大事にする学校です。ショップ店員になりたい。ネイリストになりたい。ボクを含めた教職員がイチから授業を作り上げ、コミュニケーションを大切にしながら、そのような気持ちを実現するためのサポートをします。「なりたい」という気持ちがある人、さらに「なりたい」ものを見つけたいという気持ちがある人には、ぜひ入学していただきたいですね。BLEAの入学案内を見ると、おそらく驚かれる方もいると思います。普通の学校では、保護者の皆さんに対して厳しい校則の中で勉強するイメージをアピールしますが、BLEAでは髪が茶色くても個性的な格好をしていても将来に向かって勉強はできることを伝えています。
--澤野さんと渋谷との出会いは?
大学は東京農工大の工学部で物理システム工学を専攻していました。量子力学とか、携帯の半導体をつくる技術とか。学生時代はイベントサークルに入っていて、渋谷のクラブでもよく遊んでいましたね。出身の静岡市から出てきて初めてセンター街を歩いた時は、「なんだこの街は」と驚きましたよ。静岡は夜10時を過ぎると外に人がいませんが、ここにはきれいな格好をしたお姉さんやちゃらちゃらしたお兄さんが合コンの帰りか何なのか、楽しそうに歩いている。渋谷に興味を持った導入は、とにかく人でしたね。マルキュウだったり、アパレル業界だったり、特にファッション業界で働く人が楽しそうに見えました。もちろん学生時代は新宿でも遊びましたが、いま考えると、やはり好きな街は渋谷以外に考えられませんね。うまくいえませんが空気が違うんです。ドン・キホーテの前にH&Mができたことでも渋谷の雰囲気は大きく変わったと思いますが、不思議と街にフィットしている。何でも受け入れる性質があるのでしょうね。それでも新宿の歌舞伎町とは違った雰囲気を保っている。都市開発的な要因なのか、それとも渋谷には魅力的な人を集める力があるのでしょうか。風水的なことでしょうかね(笑)。大学時代と今では経験も感覚も違いますから比較は簡単ではありませんが、当時と比べると渋谷はすごく発展したと感じています。ボクの中のイメージでは、当時、渋谷・新宿・池袋は横並びでしたが、10数年の間に「渋谷の街」の魅力は突出したのではないかと思います。
--渋谷の中でお気に入りの場所は?
代々木公園によく行きますね。休日はNHKの前の通りのファミリーマートでお酒を買って公園でのんびり飲んで、アパレル店舗に寄って、さらにマークシティ裏の焼鳥屋で一杯やって家に帰るといった生活など…。代々木公園のおしゃれなところも渋谷だし、公園でお酒を飲んでいるオジサンもいれば、若さあふれるマルキュウもある。渋谷は本当にいろいろな顔を持っていますよね。それから駅前のスクランブル交差点からマルキュウあたりのストリートも大好きです。大勢の人たちが行き交う光景を見ていると、すごく力を感じて、「生きているってすごい」と思いますね。コンクリートジャングルのような都会的な寂しさはなく、とにかく元気をもらえる感じがします。
--今後のビジョンをお話ください。
今後、BLEAとしては地域密着を強化していく考えです。最近は、BLEAの学生証を見せると、日焼けサロンのSOLEさんの渋谷店では半額にしていただいたり、タピオカ屋さんのトッピングがサービスになったり、コラボレーションをしてくれるお店などが増えてきました。そのような場所があることで生徒が渋谷に通いやすくなりますし、地域との協力関係が進めば、渋谷にいる多くの人たちにBLEAを知っていただく機会も増えると考えています。さらに全国にはBLEAに通いたいと考えている女の子がたくさんいるのも感じていて。地理的な問題などで難しい方もいるでしょうから、例えば、映像を通してBLEAの教育に触れてもらうのも方法の一つかな、というアイデアはあります。でも、BLEAは渋谷に位置することの意味がとても大きいため、今のところ他の地域に拠点を広げる考えは一切ありません。これからも「渋谷の発展」とともに成長していきたいと思います。
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