1956年出生於福井縣。經濟學的關西大學法律系畢業後,家具廠的福井,丸一帆船參加。成立BALS在90年公司新業務。接下來的91年,他成為了代表董事。 92年開了第一家店“Francfranc”,以天王島。 96年獨立於管理層收購。 2002年,JASDAQ上市。然後,在2006年通過東京證券交易所2節中列出它成為在東京證券交易所第一部指定的地方。 “Amadana”消費電子製造商“求實艦隊”董事會,這是由知名品牌董事長,還兼任“東京屋”的導演,這是成立的最後一年。
--海外出張の機会も多いと思いますが、海外の街と渋谷を比較するといかがでしょう?
街で例えれば、渋谷はパリのサンジェルマン、ニューヨークのソーホーやイーストビレッジ、ウエストビレッジ…、そんなイメージがあります。ソーホーも若い人が多いですが、渋谷との違いとしては、どこかにシズル感や、落ち着きを感じます。渋谷の若い人にも、もう少し何かサブカルっぽいにおいが強くてもいいし、もっと文化の香りが出てくるといいなと思います。勿論センター街を歩いている人たちに文化がないとは思わないし、一時はやっていた「ヤマンバ」も一つのカルチャーとして捉えれば非常に面白い。そういう文化というフィルターがあちこちかけられると、もう少し奥深くなるのかなと思います。
--カフェとインテリアの関係はどのように捉えていますか?
カフェブームで、若い子たちの間で家の中をカフェの雰囲気にするというスタイルが広がったと思います。それとともにインテリアも、カジュアルな家具が非常に浸透していったと実感しますし、そのマーケットも結構大きいと思います。「Francfranc」もカフェブームの影響を多大に受けていると思います。
--坂がこれだけ多い街というのは、どのように捉えていますか?
谷という所は気が溜まる所ですので、遊べる所で面白い所なんです。それは西麻布もそうだし、中目黒もそうだし、麻布十番もそうですね。ですから、本来渋谷は、カルチャーも含めて遊びがたくさん凝縮する場所だと思います。でも、何となく夜行きたくなるような感じがないのは何だろうと思うと、もう少し隠れ家的な所がないと、なかなか来にくいと思います。
--渋谷の街はこれから東口も注目されるでしょうけど、どのように受け止めますか?
西口がもっと若い人たちのエリアで、東はもう少しバランスが取れた、成熟したエリア、という風になると非常にいいなと思います。街にメリハリが欲しいですね。恵比寿も原宿もどちらかというと若い系ですから、渋谷には大人的なエリアが求められると思います。ただ、その辺りは、誰かがコントロールしていない分だけ難しい部分だと思います。協議会のようなものができて、連携して街を考えていく場もあればいいですね。軸になる方々がもう少しお話をされて、若い人だけじゃない方をどうやって取り込むかということを考えて街を引っ張っていくようなイメージです。
--ブランドにとっても立地は非常に要素ですね。
中目黒の「BALS TOKYO」は、どちらかというと目黒、世田谷界隈の30代、40代の方々がスニーカー履きとか、サンダル履きで来られるようなイメージで開発をしていますし、六本木ヒルズの「BALS TOKYO ROPPONGI by AGITO」は、場所柄、観光客も含めて多種多様な人がいらっしゃるので、高級ギフトショップのイメージにしていますし、銀座はまた別なニュアンスの店にしていますし、それぞれ合った「BALS TOKYO」をつくっていければいいと思っています。
--東横線と副都心線がつながる4年後を、どのようにご覧になっていますか?
渋谷は渋谷らしい百貨店の姿というのがあるような気がします。もう少しランクを明解にして、イメージを高いものにすればいいと思います。プレミア感が出せるものは出していったほうが、街としてもいいのではないでしょうか。お客様はいろいろなものを求めていても渋谷の街自体がまだメジャーを取りにいっている感じがします。
--渋谷の街は、将来的には大人も来られるような街になりますか?
それはあります。桜丘とか、神山町とか、宮下公園から青山通りに上がるあの坂の周辺とか、あるいは宮益坂とか、この辺りは可能性を秘めているように感じます。その辺にもっといいところができれば、西麻布周辺に匹敵できるようになるのでは。西麻布にはとりあえず大人しかいないし、夜遅くまでやっているし、業種も多彩です。やはり、ああいうイメージが渋谷のどこかの一角にあちこちじゃなくてもあればいいですね。飲食が街に人を引っ張ってくる力は、かなり大きいと思います。家が城南方面なので、本来は渋谷辺りで食べて帰ったほうが近いのですが、青山、西麻布、六本木方面へ行ってしまいます。渋谷には、ほっとする所が欲しいですね。
--デザイン面から見た渋谷は、どのように捉えていますか?
社内でも「VALUE by DESIGN」と言っていますが、それは単純に意匠ではなく、思想的な部分も含むと思っています。その観点で渋谷におけるデザインを考えると、ごった煮っぽいカルチャーがある部分をうまくデザイン化していけばいいと思います。例えば昔はやったチーマーやヤマンバも、デザインやカルチャーという視点から見ると、うまくクローズアップできると思います。そういう捉え方をしていけば、渋谷は本当に楽しいし、面白い街だなという風になってくるのでは。ただ、社会現象的に三面記事っぽくは取り上げないで、「これもカルチャーで面白い」という目で見ればいいと思います。あと、アートのにおいも非常に少ないと感じますので、アートをもう少し街にちりばめてもいいと思います。アートブームや、ミュージアムブームもありますが、Bunkamuraの様な施設も渋谷には意外と少ない。アートも大事な要素だと思います。
--未来の渋谷に、どのようなことを期待しますか?
東急東横店は、素晴らしい百貨店だと思います。商店街の様な、「東横のれん街」もあるし、お盆になれば昔は、ちょうちんまで売っているような所でしたからね。例えば武蔵小山商店街とか大山商店街とか、何か懐かしさのようなものが東横店には若干ありました。そんな雰囲気をうまく表現してくれれば、楽しいなと思いますね。もともと城南エリアのレベルが高いので、そのレベルの高い人たちがサンダル履きで来る様な。そんなにいい格好をして行かなくても、かしこまらない、そういうカジュアルさみたいなものも今後の開発に取り入れてほしいですね。沿線の文化とつながったような界隈性が、これからの渋谷に残るといいのではないでしょうか。