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輪廓

1977年出生於千葉縣。從早稻田大學畢業後,他加入了Hakuhodo。 2006年6月加入地面有限責任公司,並於同年12月成為自由職業者。 2007年成立Junpei Watanabe Co.,Ltd。作為最近幾天的主要工作,優衣庫/“新奇諾”“新貨”,超輕下來“你穿它,請驚喜。”,PSP /大家的網球便攜“大家舒佐!”,索尼/ VAIO“找到你的風格,找到你的VAIO。此外,他目前正在從事一些備受矚目的工作,例如從事數字標牌概念工作和將在2012年4月開放的大型複合建築“ Shibuya Hikarie ”中建立的內容。

巨大なデジタルサイネージの計画を見て、思い浮かべたのは「水族館」。

--今回、「渋谷ヒカリエ」の仕事を受けることになった経緯は?

昨年から東急百貨店さんの企業スローガンや商業施設のネーミング、コンセプト案などをお手伝いしていて、その流れで声をかけていただきました。ヒカリエは以前から「随分と大きな建物だな、一体どうなるんだろうな」と興味をもっていたので、正直、とてもうれしかったですね。

--ヒカリエではどんなお仕事をされているのですか?

【イメージ図】地下3階から4階まで巨大な吹き抜け空間「アーバンコア」が誕生。

施設の背骨となる地下3階から4階の空間のコンセプトワークと、そこで展開するコミュニケーションの企画をメインに担当しています。地下3階から4階は渋谷駅からヒカリエに入る玄関口となる吹き抜けで、縦への空間性が広く、どこにも属さないような(公共性の高い)場所です。その空間に最大で直径約17メートルのデジタルサイネージが配備されるのですが、初めてパースでそれを見たときに「沖縄美ら海水族館」の巨大な水槽を思い出したんです。何か「大きいものを見る豊かさ」とか、そこに「大小さまざまな情報が入っているという感じ」は「水槽だ!」と思いました。そこで「情報のアクアリウム」というコンセプトを打ち出したんです。かつて東急文化会館の上にはプラネタリウムがあって、その名残、余韻も残すことができますし、この空間を巨大な情報空間として提示するような。最初はコンセプトワークだけをご依頼いただいたのですが、いつの間にか、プロジェクトにどっぷり関わってしまい、現在ではコンテンツのプランニングにも参加しています。

--具体的には、どんなコンテンツを考えているのですか?

【イメージ図】アーバンコアには巨大円形LED サイネージが3 本設置される。

渋谷の「今」を情報として体感できるような仕掛けを考えているところです。ヒカリエに「人格」があるとすれば、一体どうやって、訪れる人に語りかけてくるのか。たとえば、一日の始まりにヒカリエが道行く人に「おはよう」って語りかけてくる。夜になると「おやすみなさい」とか、「明日もいい一日を」と言ったことを、館そのものが語ってくる。さらには雨が降ってきたら「雨が降ってきました、傘の準備は大丈夫ですか?」とか、「外は雪が降っていますよ」みたいなことを教えてくれたり。そんな、コミュニケーションできる商業施設が実現できたら面白いんじゃないかと考えているんです。そうは言っても、「きょうのラッキーアイテムは赤いボールペン」とか、「今セール中で、安さがハンパないですよ」みたいな言われても、唐突すぎてかえってぎこちない。新しい渋谷の表情をつくる館として、「落ち着いて知性がある」人格をつくっていくことが大事だと思っています。今はそういう言葉づかいを研究しながら、人格を熟成させている段階ですね。どこまで具体化できるのかは分かりませんが、ヒカリエそのものが発信するという能動的な仕掛けは、従来の商業施設にはない、新しいものになるんじゃないかなと思っています。

「渋谷の街」の現実を冷静に受け止め、その中にあるヒカリエをとらえる。

--それを実現するための課題や問題点はありますか?

「渋谷ヒカリエ」の横を銀座線が通り抜ける。

どんな施設でも、イメージ図と実物は違いますよね。ヒカリエもウェブサイトやイメージパースではものすごく広くて独特な空間に見えますが、実際に中を見学してみると、街のノイズがものすごく入ってくるんです。真下には銀座線が3分間に1本の間隔で通っているし、その下は車がガンガン走っているし、向こうには高速道路もある。街の喧騒を強く浴びる場所なので、「この空間では全くサイレントで穏やかな時間が流れています」というイメージはまず通らない。建物のすぐ脇には居酒屋さんが並んでいて、目の前では男の子たちが路上でギター弾いている。そんな渋谷の、あの場所のリアリティーは見失わないようにしないといけないと思うんです。その環境をしっかり把握した上で、チームとして何をしていくか。街との調和を大切にしながら、渋谷の街にとって良い影響を及ぼす場所となることが、すごく大事だと思います。

--来年4月のオープンが待ち遠しいですが、渡辺さんが考える「渋谷ヒカリエ」の魅力とは?

今はどの駅でも「駅ナカ」がすごく充実していますが、ヒカリエは駅ナカとも違いますよね。渋谷駅の改札を出た瞬間からヒカリエが始まっている感覚って、今までの商業施設にはちょっと無いと思います。これはうちのスタッフが言っていたことなんですが、ヒカリエそのものが、まるで渋谷の入口の一つでもあり、渋谷の街のゲートみたいにものではないかと。そのゲートで何をコミュニケートしていくかっていうのは、いいチャレンジだなと感じています。東横線と副都心線の相互直通運転が始まるまでは、ヒカリエ2階と東横線渋谷駅の改札口はそのまま同じフロアでつながります。相互直通運転が始まってからは、ヒカリエの地下3階と東横線の改札口がつながり、そこは現在のハチ公口と同じような、大量に人が行き交う地下のメインゲートになるんじゃないかと思います。あれだけの人が利用する駅ですから、それは相当楽しみです。

50代、60代になっても付き合える「一生ものの街」になって欲しい

--渋谷の再開発が本格化していきますが、その中で今の渋谷に不足を感じるもの、必要を感じるものは何でしょうか?

スクランブル交差点の前に人が溢れているとか、歩道が狭いから歩くのに窮屈だとか、そもそもクルマで街を横切ろうとすると混んじゃってしょうがないとか…。今の渋谷は動線がとても悪くて、朝から晩まで完全にキャパオーバーの状態ですよね。そもそも、渋谷はあそこまで巨大化するつもりはなかった街なんじゃないか、とさえ思うんです。僕の母も「Bunkamuraに行くのに、駅からBunkamuraまで息止めて歩くぐらい緊張しちゃう」とよく言っていて、「ああ、それ分かる分かる」と。新しい渋谷はもっと人や風の通りがいい街になるといいなと思います。ヒカリエには、そういうことを体現できる存在になって欲しいですね。

--ちなみに今の渋谷にキャッチフレーズを付けるとしたら、どんなコピーが思い浮かびますか?

『一生もの』…でしょうか。初めて渋谷に来て以来、僕は何か用事があったらまず渋谷に行きます。だから40代になっても50代になっても60代になっても、渋谷っていう街とは付き合っていくだろうなと思うんです。「渋谷って若いうちだけだよね」っていうイメージに収まらない街になって欲しいなという期待も込めて。キャッチフレーズは『一生ものの街』とか『一生使える街』。そうなってくれたらいいなと思います。

--コピーライターとして、これからの夢や目標は?

渡辺潤平社の社是って「偉大なる現状維持」なんです。今回のヒカリエを含め、「え、こんな仕事、僕に声かけてくれるんだ」という新しい仕事がだんだん増えてきています。その都度、いろんなスタッフ、クライアントさんと出会えて、「わあ、面白い人がこんなにいっぱいいるのか」とおどろく毎日を、忙しく過ごさせていただいています。これをずっと続けていければ、すごく楽しいなと思っていて、変な欲目とか出さずに一つ一つを丁寧にやっていくことが自分のテーマです。現状維持という意味では、これから先、年を重ねても、いつも柔らかい感性で仕事を軽やかにこなせるような自分でありたいです。そのために、精神的なアンチエイジングみたいなことは怠らないようにしています。具体的に言うと、忙しい合間を縫ってでも、気になるショップやカフェには頻繁に出かけます。もちろん、渋谷の街もぐるぐる歩いていますよ(笑)。

渡辺潤平社

渋谷ヒカリエ

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