渋谷ヒカリエ「8/」 7月のPick Up
ご当地キティのお土産や、スライムをモチーフにした肉まんなどのキャラクター関連商品から、「ビックロ」「モスド」などのブランドまで、最近は異色のコンテンツが協業・融合する「コラボレーション」が数多く目立つ。「コラボ」は2000年頃から徐々に増え始め、現在ではコンテンツの効果的なPR手法の一つとして定着化している。キティ好きな人が全国の名産物を知るキッカケになったり、ビックカメラに来店した消費者がユニクロの商品を手にしたり、全く異なるジャンルやイメージを持つコンテンツ同士の組み合わせは、コンテンツの新たな魅力を引き出し、これまで接点のなかった消費者にコンテンツをアピールする機会を創出する。 今回は渋谷ヒカリエで7月に展開される企画の中から、異なる2者がそれぞれの特性を活かすことで、コンテンツの魅力を引き出すことに取り組む展示・イベントを3本ピックアップ。女子大生と職人のコラボ作品、生産者と消費者のコラボとも言えるオーダーメードの製品づくり、さらには地域の特産品を盛り込んだご当地パイ…。さまざまな異色コラボから、新たなアイデアを発想するヒントにしてみてはいかがでしょうか。
オーダーの切っ掛け展
- タイトル
- オーダーの切っ掛け展
- 開催場所
- 渋谷ヒカリエ 8/Creative Lounge MOV
- 開催期間
- 2014年7月18日(金)〜7月27日(日)
- 開催時間
- 11:00〜20:00
- 参 加
- DAN TOMIMATSU、FOOTWORKS、MAISON JUNYA KUMAMARU
Creative Lounge MOV内「aiiima1〜3」では7月18日から、ジュエリー、インソール、ジャケットなどをオーダーメイドで手がける気鋭ブランドのショーケースが開かれる。参加するのは、工業製品と手工芸品の間でプロダクト、ジュエリーを手がけるデザイン会社「DAN TOMIMATSU」、体の土台である足元のバランスを整えるインソールをオーダーメイドで製作する「FOOTWORKS」、メンズジャケットを中心にエレガンスを追求した素材やシルエットなど、細部までこだわりぬいたオーダーメイドブランドる「MAISON JUNYA KUMAMARU」の3ブランド。会場では期間中、オーダーメード品の製作を行いながら、昨今のプロジェクトなども展示。オーダーメードとは、既存のデザインを追求するのではなく、たった一人の依頼主に向けた唯一無二の商品作り。製作過程を眺めながら、製作者と依頼主でつくり上げる一品の魅力を味わってみては?
渋産 シブサン アクリル Project
- タイトル
- 渋産 シブサン アクリル Project
- 開催場所
- 渋谷ヒカリエ 8/COURT
- 開催期間
- 2014年7月19日(土)〜7月21日(月・祝)
- 開催時間
- 11:00〜20:00
- 参 加
- 昭和女子大学の学生、渋谷のアクリル職人
- 入 場 料
- 無料
COURTでは7月19日から3日間、渋谷のアクリル職人と昭和女子大学学生がコラボして生み出したアクリルプロダクトを並べる企画展「渋産 シブサン アクリル Project」が開かれる。
「渋産 -Shibusan-」プロジェクトとは、昭和女子大学環境デザイン学科・橘倫央先生が中心に、その研究室の学生とともに、職人の技をリサーチし、学生の自由な発想から新しいデザインを生みだそうという試み。渋谷で活動する、歴30年のアクリル職人とのコラボでは、加工の難しいアクリル素材の魅力を引き出す職人の「技」が、学生のアイディアが詰まったアクリルプロダクトとして誕生。学生と職人という、一見かけ離れた価値観の中で生活する両者が一体どんな調和を生み出しているのか、完成された商品の数々から探ってみたい。
全国ゆるパイ展
- タイトル
- 全国ゆるパイ展
- 開催場所
- 渋谷ヒカリエ 8/d47 MUSEUM
- 開催期間
- 2014年7月25日(金)〜8月3日(日)
- 開催時間
- 11:00〜20:00
- 入 場 料
- 無料
- 主 催
- 扶桑社
d47 MUSEUMでは7月25日から、うなぎパイで知られる「ご当地パイ」を全国から集めた企画展「全国ゆるパイ展」がスタートする。
キュレーターは作家・放送作家などとして活動するゆるパイ研究家・藤井青銅さん。パイ生地にうなぎパウダーをねりこんだ「うなぎパイ」といえば、浜名湖産ウナギで知られる静岡県浜松市の「名物土産」で、全国のお土産品の代表格ともいえる一品。こんな風にパイに各地のご当地食材を組み合わせたお土産商品は、実は全国に存在しているのだという。まんじゅうやせんべいなどの伝統菓子と違って、歴史の浅いパイ土産は「きしめん」「しじみ」「手羽先」などのご当地食材や、食材以外のモチーフとも数多くコラボ。そのコンセプトの「ゆるさ」をパイ菓子の魅力として、会場では47都道府県から集めた「ゆるパイ」を一堂に紹介。各種ゆるパイを試食・購入できるショップも併設する。さくさく食感のパイ生地に練りこまれた、各地域の「イチオシ」を気軽に味わってみては?