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渋谷ジャムセッションVol.6
ロス・バンバン ライブレポート

 10/2日、先日このブログでお伝えした、ロス・バンバンのコンサートに行ってきました。
会場となったのは、渋谷『O-East』。ここはどちらかと言うとロック系のミュージシャンに強いライブ・ハウスだと思うのですが、ステージと客席の距離感が近く、フロアも広いのでサルサ系のアーティストのコンサートには最適な小屋じゃないでしょうか?
開演前は、夏のフェスティバル・シーズンも終わり、トロピカル・ミュージックのライブ動員は厳しいとの予想もあったのですが…フタを開けてみればフロアは超満員の観客で溢れ返り、ステージはのっけから最高潮の盛り上がりを見せたのでした(写真1)。

ステージに押し寄せんと盛り上がる客席(写真2、3)。最前列は妙齢の美女で独占されてますねえ。皆さん元気です。

バンバンの“顔”、リード・ヴォーカルのマジート・リベラ(写真4)。今回もいい声を聴かせてくれました。

そのマジートと共に、飛び入りでステージに上がったチビっ子ダンサー2人(写真5)。これがなかなかの腰使い。10年後が楽しみな逸材だ。今後彼らのような、子供の時からサルサを躍ってるなんてダンサーが増えていくんでしょうね。

 今回のライブを観終えてフと思ったのですが、キューバの人気オルケスタが渋谷でライブを行うのはけっこう久しぶりなんじゃないでしょうか。90年代にはN・Gラ・バンダやオルケスタ・レベといった人気バンドが、『クラブ・クアトロ』や『オン・エアー』で白熱のライブを繰り広げていたというのに。
 
そうそう、94年に開店したカリビアン料理レストラン『ムチャーチャ』には、当時キューバで大人気だったオルケスタ『ユムリ・イ・スス・エルマーノス』がハコバンとして入り、数ケ月日本に滞在して連日最高のライブを見せてくれたっけ。この店は確かクアトロの近くにあって、半年くらいで無くなってしまったような気がする…。渋谷にある“サルサ基地”で元気がいいのは、ジャパン・サルサの拠点『クロコダイル』くらいでしょうか。皆さん、今後もっともっと渋谷のキューバ/サルサ文化を盛り上げてきましょう!



ゲストブロガー/高橋 慎一(たかはし・しんいち)さん
東京工芸大学短期大学部 写真応用学科卒。98年よりフリーランス・フォトグラファーとして独立。現在、雑誌・書籍・CDジャケットなどで活躍中。また、ライターとして音楽関係、海外紀行、ドキュメント記事等を雑誌や書籍で精力的に執筆。著書『キューバ・トリップ ハバナ・ジャム・セッションへの招待』(産業編集センター・刊)

高橋 慎一 公式サイト

インタビュー記事(2006年6月2日)

高橋慎一(フォトグラファー)

98年よりフリーランス・フォトグラファーとして独立。現在、雑誌・書籍・CDジャケットなどで活躍中。また、ライターとして音楽関係、海外紀行、ドキュメント記事等を雑誌や書籍で精力的に執筆。

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