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今秋、渋谷川橋上に生まれる2つの広場、イベントスペースとしてレンタル予約開始

今秋、渋谷川沿いに開業するのは大規模複合施設「渋谷ストリーム」(2018年秋開業)だ。2013年3月、東横線渋谷駅と代官山駅間の線路地下化に伴い、東横線の地上線路跡地の再開発として、渋谷駅直結の好立地な商業エリアが生まれる。昨年、グーグル日本法人の本社移転というニュースで一躍注目を浴びたため、ご存知の人もきっと多いことだろう。
▲既に上棟している渋谷ストリーム
グ−グルが入居予定の大規模複合施設(高さ約180m、地上35階建て)のほか、このエリアで注目したいのは渋谷駅から並木橋付近まで渋谷川沿いに続く、約600メートルの緑豊かな遊歩道の整備だ。▲渋谷川沿いに緑あふれる遊歩道が整備される。画像提供=東京急行電鉄株式会社 ▲渋谷川再生イメージ 画像提供=東京急行電鉄株式会社
今までお世辞にもきれいとは言えなかった渋谷川は、下水処理を加えた再生水を利用し清流及び水流を復活させ、またヨーロッパの庭園などで見られる「壁泉」と呼ばれるオシャレな水景施設を整えるという。かつて唱歌「春の小川」のモデルとして知られる河骨川の本川である「渋谷川」が、在りし日の輝きを取り戻す日も近いかもしれない。

さらにもう一つ、渋谷川にかかる「稲荷橋」と「金王橋」付近に新たに生まれる2つの大きな広場も見逃せない。つい先日、新設される「稲荷橋広場(仮称)」と「金王橋広場(仮称)」のレンタル予約(10/1以降)の申し込みが始まった。

そのレンタル内容を詳しく見ていく前に、まずは「稲荷橋」と「金王橋」の場所を改めて確認しておこう。
▲渋谷川再生の計画概要 画像提供=東京急行電鉄株式会社
渋谷駅から並木橋までの約600mの区間には「稲荷橋」→「金王橋」→「八幡橋」→「徒歩橋」→「並木橋」→「新並木橋」の計6本の橋がかかっており、広場ができるのは渋谷駅から数えて1本目、2本目の橋の付近となる。「稲荷橋」は4月末に閉店したばかりの「山下書店」近く、「金王橋」は行列ができる牛かつ店「もと村」近くといえば、分かりやすいかもしれない。広さは「稲荷橋広場(仮称)」が約350平方メートル(約105坪)、「金王橋広場(仮称)」が約250平方メートル(約75坪)。
▲渋谷キャスト正面入口 画像提供=渋谷宮下町リアルティ株式会社
昨年4月にオープンした「渋谷キャスト」正面に広がる「ガーデン広場」が約250平方メートルであることから、おおよその広さが想像できるだろう。
▲渋谷ストリーム前の賑わいイメージ 画像=東京急行電鉄株式会社 ▲稲荷橋隣に新設する広場 画像=東京急行電鉄株式会社
2つの広場の特徴を見ていくと、「稲荷橋広場」は渋谷ストリームの中央大階段から連続的に広場が繋がっているため、ファッションショーをはじめ、各種発表会やPRプロモーションなど、よりショーアップしたイベント向きのスペースと言える。
▲金王橋隣に新設する広場 画像=東京急行電鉄株式会社
一方で「金王橋広場」は、商業施設中心から少し離れたスペースであるため、青空の下でのマルシェやビアガーデン、各種マーケットやワークショップなど、のんびり落ち着いた雰囲気の中で、催事や季節に合わせた様々なイベント利用の可能性がある。また、川沿いには桜などの並木が植栽されるため、春から夏にかけては色とりどりの花を愛でながらイベントを楽しむことも出来そうだ。

料金は「稲荷橋広場」が1日22万円〜、「金王橋広場」が1日12万円〜(各広場共に9〜20時)。1週間連続でレンタルする場合は割引プランもあるという。さらに広場に活気をもたらす「ビアガーデン」「キッチンカー」「マルシェ」使用の場合は、「保証料+売上%」など優遇料金が設定されている。

ご興味のある企業や代理店、個人事業主の方は、下記から申し込んでみてはいかがだろうか。
http://stream-hall.jp/park/

現在、渋谷駅周辺の広場といえば、「ハチ公前広場」が有名であるが、渋谷駅東口や南口エリアにおいては、渋谷ヒカリエ1F正面入口あたりがやや溜りスペースになっているものの、それ以外に広場らしい広場は今までなかった。同エリアに新設される2つの広場は、待ち合わせの場やイベントの場など様々な利用が見込まれ、多くの人びとが集い憩う水辺空間として渋谷の新たなスポットとなりそうだ。

編集部・フジイタカシ

渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。

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