恒例の「金王桜まつり」、年に一度の「金王丸尊像」のご開帳も
渋谷・金王八幡宮で3月31日(土)・4月1日(日)、恒例の「金王桜まつり」が開催される。初日31日(11時半〜14時)には「金王丸尊像」の年に一度のご開帳も行われる。
金王八幡宮は、もともと渋谷氏歴代の居城渋谷城址の一部。平安時代に渋谷城の城主であった渋谷金王丸常光の勇姿を偲ぶ「金王桜まつり」は、春を告げる恒例行事の一つとなっている。社務所横には、八重と一重の桜が同時に咲く「金王桜」と呼ばれる珍しい一本桜があり、渋谷区の天然記念物に指定されている。鎌倉開幕ののち、金王丸は源頼朝に義経追討を命じられ、1185年に義経の館に討ち入り、勇将らしい最期を遂げる。頼朝はその忠誠に感謝して「その名を後世まで残すべし」と厳命し、1189年に鎌倉から金王八幡宮に桜樹を植え「金王桜」と名付けたという。円照寺(新宿区北新宿)の「右衛門桜」、白山神社(文京区白山)の「旗桜」と並び、金王八幡宮の「金王桜」は江戸三名桜の一つに数えられている。
同イベントではお花見の見物と共に、金王丸が17歳の時、保元の乱出陣の際に自分の姿を彫刻し、母に残していった木像が特別公開(年一回のみ)される。そのほか、箏演奏やバイオリン、ジャズ演奏、大道芸、カラオケなど様々な催し、屋台(焼きとり、焼きそば、豚汁、綿菓子など)やお抹茶処などが出店してフードの販売も行われる。
ちなみにヘッダーの写真は、3月26日現在の金王桜の様子。週末まで花が保つかやや心配ですが、参拝を兼ねてお出かけください。
金王桜まつり
○日時:2018年3月31日(土)・4月1日(日)11:30〜17:00
○会場:金王八幡宮境内
〇主催:金王八幡宮/共催:大和魂プロジェクト
〇内容:
3月31日(土)
11:30 金王丸祭式典
12:30 花見の宴 ※屋台出店
14:00 バイオリン演奏
15:30 大道芸
16:00 カラオケ ※参加自由
17:00 花見の宴 終了
4月1日(日)
11:30 花見の宴 ※屋台出店
14:00 箏演奏
15:30 大道芸
16:00 カラオケ ※参加自由
17:00 花見の宴 終了