クリスマスから一転して、渋谷駅周辺は大晦日カウントダウンモードへ

• シェア

クリスマスが終わり、渋谷の街からツリーやイルミネーションが一気に姿を消した。その一方で、大晦日のカウントダウンイベントに向け、渋谷スクランブル交差点周辺では着々と準備が進んでいる。
カウントダウンに伴う交通規制について（警視庁発表）
ご存知の通り、渋谷の街では昨年末の大晦日から、渋谷スクランブル交差点を中心に道玄坂、文化村通り、井の頭通り、公園通りなどが交通規制され、大規模なカウントダウンイベントがスタート。
昨年のカウントダウンイベントの様子（2016年12月31日）
昨年の来街者は約6万7000人を数え、「3、2、1、あけおめ！」というコールで大きな賑わいを見せた。2020年の東京五輪を控え、「渋谷の街」の魅力を世界へアピールするコンテンツの一つといえるだろう。2回目を迎える今年も昨年と同じく、主催は渋谷カウントダウン実行委員会（渋谷区、渋谷区商店会連合会、渋谷駅前エリアマネジメント協議会）、特別協賛に日本コカ・コーラが付いている。
渋谷駅前ハチ公広場や東急東横店西館、109MEN'Sには、2018年を祝うコカ・コーラの赤一色の広告が早くもお目見えし、道行く人びとの関心や興味を喚起している。
今年のカウントダウンイベントのイメージ
大晦日当日は『YOU MAKE SHIBUYA COUNTDOWN』と題し、SHIBUYA109店頭にメインステージが設置されるほか、Qfrontなどの街頭デジタルサイネージと連動してイベントが開催される。長谷部区長をはじめ、様々なタレントゲストなどの出演も予定されており、渋谷のカウントダウンを盛り上げるそうだ。
ミクシィが展開する公園通りの「モンスト参道」イメージ
さらに今年は駅前のスクランブル交差点のみならず、公園通り側でも同時にカウントダウンイベントが行われる。イベントを協賛でサポートするミクシィが、渋谷モディにイベントステージを設けるほか、公園通りに巨大な絵馬や鳥居、オラゴンバルーン（約10m）などを設置して、代々木公園や明治神宮へ続く「モンスト参道」をつくる。今秋のハロウィンでは10万人以上の人びとが渋谷の街を訪れたと言われるが、今年の大晦日はその来街者数を軽くオーバーする人出になるのではないかと推測される。
カウントダウンイベントの広告に加え、渋谷センター街の入り口ゲート上には、「NHK紅白歌合戦」の放送を告知する巨大なオブジェが出現している。オブジェの中央には来年の干支「戌（いぬ）」にちなみ、渋谷のシンボルである「忠犬ハチ公像」を模した装飾が施されている。
また、渋谷駅前ハチ公広場の本物の「忠犬ハチ公像」にも紅白の衣装が着せられ、足下には「紅白ニュース」を伝えるデジタルサイネージが設置されていた。「ハチ公にこんなことをさせて！」とちょっと賛否が出そうな気もするが、街ぐるみで大晦日、カウントダウンイベントを盛り上げようという気概を感じなくもない。
31日の渋谷の天気は「曇のち雨」、降水確率40％。イベントを主催する区や商店街、企業にとっては空模様が気になるところだろう。当時はかなり冷え込むため、カウントダウンに参加される方は徹底した防寒対策をお忘れなく。

「YOU MAKE SHIBUYA COUNTDOWN 2017-2018」
〇場所： 渋谷駅周辺
〇主催： 渋谷カウントダウン実行委員会（渋谷区、渋谷区商店会連合会、渋谷駅前エリアマネジメント協議会）
〇交通規制：
渋谷駅前のスクランブル交差点や道玄坂、文化村通り、井の頭通り、公園通り、周辺小道等、渋谷駅周辺が歩行者用道路になる。
・車両通行禁止規制時間：12月31日（日）21:00〜1月1日（月・祝）2:00予定
・歩行者への道路開放時間（予定）：12月31日（日）22:30〜1月1日（月・祝）1:00
※規制時間は変更になる場合も有り

編集部・フジイタカシ

渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。