渋谷文化プロジェクト

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渋谷のオフィスに日替わり弁当を届ける最新ランチビジネス
ベントー・ドット・ジェーピー代表・小林篤昌さん

コミュニティーFM局「渋谷のラジオ」で、隔週水曜日15時半〜16時にお届けしているラジオ番組「渋谷文化プロジェクト」。毎回ホットな話題をテーマに素敵なゲストと一緒にトークを進めていく情報トーク番組である。

8月30日(水)の番組ゲストは、渋谷を中心にお弁当の宅配サービスを展開する、ベントー・ドット・ジェーピー代表・小林篤昌さん。もともとIT企業で上海支社の立ち上げに関わっていた時に、お弁当をはじめ、様々な商品をデリバリーしてくる「上海の出前ビジネス」の充実に驚いたのだそうだ。その経験から帰国後、安くて早くて、1個からでも発注が可能なお弁当のデリバリーサービスの起業を思い立ったという
左から ラジオナビゲーター:シブヤ経済新聞・西樹編集長、準レギュラー:ほえやま君、ゲスト:ベントー・ドット・ジェーピー・小林篤昌さん
とはいえ、小林さんはそれまで飲食店や、宅配ビジネスに従事した経験が全くなかったことから、「宅配デリバリー会社にアルバイトとして潜り込み、働きながらノウハウを蓄積した」とバイタリティあふれるエピソードを明かす。実際に働いてみると、電話での受注→それをキッチンに調理時間確認→配達時間をお客樣に返答→キッチンに料理オーダー→デリバリー担当に配達先の住所を伝達→地図で届け先の確認…など、注文からお届けまでのほぼすべての工程がアナログ作業で組み立てられており、思った以上にIT化が進んでいないことを実感したのだという。新規参入の勝機を見い出し、4年前に小林さんは、注文からお届けまでの人から人へのアナログ工程をITの力で一気に簡便化し、スマホアプリからワンクリックで最短20分でお弁当が届くという画期的なサービス「bento.jp(ベントー・ジェイピー)」をローンチする。
さらに2年前には、「毎日オフィスまでお弁当を運び、気に入ったら買ってもらう」という予約不要のオフィスランチ宅配サービス「弁当将軍」を買収し、オフィス街におけるランチ需用に応えるサービスの拡充を進める。昼時に渋谷の街で、台車にお弁当を積んで移動している姿を見たことがある人もきっと多いに違いない。現在、渋谷を中心にランチデリバリーの契約社数は400を超えている。もともとIT企業に勤めていた小林さんが「自ら欲しかったサービス」という通り、ITベンチャー、クリエイティブコンテンツに従事する企業が集積する渋谷かいわいでは、昼食時間が個人個人でまちまちだったり、仕事をしながらの食事を取るケースも少なくなく、宅配弁当に対する潜在ニーズはとても高そうだ。
特に大規模な再開発が進む渋谷駅周辺では今後、高層のビジネスオフィスが一気に増え、日中の就業者数も倍増していく。同時に飲食店は混み合い、ランチタイムに食事にありつけない「ランチ難民」の増加も懸念されている。現在でも、昼食時に飲食店やコンビニに行列が出来る光景は決して珍しくない。そういった意味では、弁当デリバリーのニーズは今後ますます高まり、ビジネスチャンスが拡大していきそうだ。

今回のゲストである小林篤昌さんの詳しいお話(2017年8月30日放送分)は、下記よりYoutubeを再生してお聞きください。
<関連リンク>
ベントー・ドット・ジェーピー 公式サイト
弁当将軍 公式サイト


次回のラジオ番組「渋谷文化プロジェクト」の生放送は9/13(水)15時半〜。周波数は87.6Mhz。放送はラジオほか、スマホアプリで全国どこからでも聴取可能。
ぜひお聞き逃しなく。

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