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ダガヤサンドウで発見! 元フレンチ料理人が提案する、魅惑のソフトクリーム「レティエ」

10代棋士・藤井四段の活躍によって注目を浴びている千駄ヶ谷。将棋会館の近く「鳩森八幡神社」には勝負に勝つ!後利益をいただこうと駒の形をした「大手守」、可愛い鳩の形をした「鳩みくじ」を求めて、平日でも人が絶えないとか。

そんな将棋会館のある千駄ヶ谷駅は、今注目のスポット。JR千駄ヶ谷駅から東京メトロ副都心線 北参道駅を中心としたエリアは、「ダガヤサンドウ」と呼ばれ、近年おしゃれなお店が増えていることからも人気が高まっているのです。今回は、そんなエリアで特に注目度の高いソフトクリーム専門店「レティエ」をご紹介したいと思います。
JR千駄ヶ谷の改札を出てまっすぐ鳩森八幡神社・手前の交差点を右へ。ほんの少し歩くと水色の可愛い外観が見えてきます。入口には、ソフトクリームのオブジェと店長の青木さん手書きの黒板が置いてあります。
入口は、ソフトクリームが垂れているような可愛いデザインになっていて、木製のドアが温かみを感じさせてくれます。たくさんの方がインスタにこの入口をアップしているので「わ、本物だ!」という気分に。中に入ると店内は、8席ほどのカウンターのみ。
まずは、いちばん人気だという「ハチミツと3種のナッツのミルクソフト」(780円)を注文。見るからに美味しそう!
ミルクソフトクリームにキャラメリゼしたアーモンドにピスタチオ、ピーカンナッツがいっぱい乗っています。さらにオレンジピールがトッピングされた上にハチミツがたーーーぷりと。

口に入れるとナッツがザクザク。オレンジピールのちょっとねっとりした感じにハチミツの甘さと風味が加わって、しっかりとしたデザートを食べている気分に。

「これは、フランスのヌガーグラッセというデザートがモチーフになっているんです。ヌガーグラッセに混ぜ込んであるものを分解してトッピングという形にして楽しんでもらってます」と教えてくれたのは、店長の青木さん。

元々フレンチの料理人をされていて、前の職場から独立するときに、パティシエをやられていた奥さまと一緒に「お子さまから年配の方まで喜んでいただけるお店をつくりたい」と思い、ソフトクリームのお店を開いたのだそう。

「ただソフトクリームを食べてもらうのではなく、いろいろなトッピングを楽しんでもらって、“レティエのソフトクリームをに食べに行きたい”と思ってもらえたらと思っています」
というだけあり、メニューはオリジナリティ満載。こちらは、「男のブランデーショコラソフト」(780円)。ネーミングからして、インパクト抜群。
しかも、この刺さっているスポイトの中身は、なんとブランデー!
ソフトクリームからスポイトを抜いて自分の好みの量をソフトクリームにかけながら食べるというもの。普段、ブランデーやウイスキーは飲まないのですが、口に入れるとブランデーの風味が広がりアイスクリームの甘さと相まって、絶妙な美味しさに! そこへブランデーの生チョコをほおばると、今度はしっかりとした甘さが感じられて、あっという間にひとつ完食してしまう勢いでした。

「実は、コーンのいちばん下にもトッピングが入っているんです。最後のひと口がアイスだと何を食べても同じ印象になるんじゃないかなと思って、トッピングで終わるようにしてあります」
「レティエ」で使われている牛乳は、食品業界の金メダルと言われる農林水産大臣賞を19回も受賞している「静岡大美伊豆牧場」のもの。こちらの牧場が青木さんの奥さまの実家なのだそう。

「一般的なソフトクリームの乳脂肪分は8〜12%と言われていますが、うちの乳脂肪分は4.5%とかなり低め。さっぱりとヘルシーに仕上げています。搾って3時間以内の牛乳を低温殺菌。さらに、牛乳本来の甘さを最大限に生かすため、砂糖は一般的な使用量の1/4にしています」
「普通のソフトクリームの機械を使うとシャリシャリしてしまい、クリーミーな食感が出せないんです。なので、イタリアの『カルピジャーニ社』のソフトクリームマシンを使って僕が理想とする軽い食感のソフトクリームを作っています。この機械は『レティエ』にとって必要不可欠な存在ですね」

「カルピジャーニ社」のソフトクリームマシーンは、ソフトクリーム界のフェラーリと呼ばれるグレードのもの。こだわりをもったソフトクリームをたっぷり150g。
しかし、食感が軽く、さっぱりとしているから最後まで飽きることなく食べられるというわけなのです。話によると、2個食べて行く人もいるのだとか。ちなみに50円引きで少なめも作れるそうなので、2個挑戦したいけれど食べきれるか心配な人は「少なめで」と伝えてみてほしい。
最後に、気になっていた「淹れたてアフォガートソフト」(600円)をお願いしてみた。 まず、カップにソフトクリームを入れた後、お店で焙煎されたコーヒーを注いでいく。ふわーっとコーヒーの香りが広がり、ソフトクリームをゆっくりと溶かしていく。
コーヒーとアイスが一体となり抜群の風味が口に広がる。うーん、美味しい。ほかにも「2層仕立てのティラミスソフト」(780円)「3種のレーズンと3種のお酒でつくったラムレーズンソフト」(680円)「ミシュランショコラソフト」(680円)など気になるトッピングがいっぱい。

さらにフードメニューとして、「玄米粉のガレット」がある。「コンプレット」がハムチーズ玉子、「レティエ」がホワイトソース鶏胸肉ほうれん草といった感じで、しっかり食べたい人に向けた食事系。
「そば粉ではなく、玄米粉というのを使ってます。そば粉よりも日本人には合うんじゃないかなと思って思ってるんですが、ガレットとはそば粉で作ったクレープのことを言うので、厳密に言うとそう呼んじゃいけないのかもしれませんね(笑)」
焼き菓子、プリン、自家焙煎したコーヒー、金賞に輝いた牛乳もホット・アイスの両方で味わうことができるなど、しっかりと手をかけて、こだわりがいっぱいのメニューばかり。

「千駄ヶ谷は、観光地でもないですし、人通りが多い土地ではないんですね。でも、JRですしアクセスは悪くはない。だったら『レティエに行こう』と目指して来てもらえるお店になりたいなと思って日々いろいろと考えています」

「あの」ザクザク感、「あの」風味。レティエでしか味わえない組み合わせをぜひ楽しんでもらいたい。

  「レティエ」
  〇住所:渋谷区千駄ヶ谷1-22-7 1F
  〇営業:11:00〜19:30
  〇定休:毎週火曜日(祝日は営業)
  〇電話:03-6455-5262
  〇公式:http://laitier.net/

オオバリエ

楽しく美味しく食べることが好きで、魅力的なお店の情報を聞きつければ都内を中心に車を飛ばして行きまくり。憧れは海外旅行に行って美味しいものを食べまくることです。

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