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無農薬・無化学肥料で育てた採れたて野菜を楽しめるオーガニックバル−STAND BY FARM松濤

少しずつ暖かくなってきて、桜の芽がほころび始めてきましたね。春目前、もっと美味しく野菜を食べたいと思ったとき、真っ先に思い浮かべてほしいのが、この「STAND BY FARM(スタンドバイファーム)松濤」。千葉県佐倉市にある自家農園「在来農場」で無農薬・無化学肥料で育てた穫れたて野菜をたっぷりと楽しめるオーガニックバルです。
代々木上原「WE ARE THE FARM」、銀座イタリアンバル「STAND BY FARM」の姉妹店として渋谷にオープンした「STAND BY FARM松濤」。ドン・キホーテ、東急本店を越えて歩くと右手に見えてくるブリキの外観に緑が植えられているコンテナボックスが目を引く。
入口のドアはスコップ、店内も木のコンテナ台がテーブルになっていたりする。店長の金光さんによると野菜の出荷場がコンセプトになっているのだとか。たしかに、美味しい野菜を持った長靴を履いてるスタッフが歩いていてもおかしくない雰囲気だ。
今回オーダーしたのは、お店の看板メニューでもある「ファーマーズフムス」(2980円)。3〜4人前はあるということで、たっぷりの野菜盛りは、写真で見るよりも、迫力があります! 
「手前の輪切りにした奥州玉ねぎから左に皮ごと食べられる土垂という里芋。さつま芋の紅はるか。ヤーコンのフライ、紅菜苔という葉の花、黒田五寸人参、チャイニーズグリーンという緑大根、スノーホワイトという白にんじん、津田かぶ、みやま小かぶ。下に敷いてあるのがケールになります」

まずはお野菜だけをパクリ。よく聞くセリフかもしれませんが、甘い! そして、味が濃い。柔らかいものから、パリっとやサクッとしたものまで、いろんな食感が楽しめるのもおもしろい。とくに揚げた里芋が絶品でした。
メニュー名になっているスムフとは、中央にあるペースト状のもののこと。スーパーフードと言われているもので、栄養価が高いのに低カロリーということで中東から人気が広まったのだとか。オレンジ色の方がにんじんと大豆、緑の方がケールと大豆を練りこんだもの。さらに、自家製無添加味噌、もろみマヨ、ベジドレッシングがついてくるので、いろんな味で楽しむことができます。

「僕らは、土作りから無農薬、無化学肥料、固定種を守りながら野菜を作っているので、スーパーで手に入れられるものとは味の違いには自信があります。それ以外にも、普通だったら流通には乗らないサイズの野菜も自分たちのお店だから出すことができる。このスムフのプレートも季節ごとに違う野菜が乗りますので、野菜との出会いを楽しんでもらえたら嬉しいですね」と金光店長。ちなみに2人で食べきれるハーフサイズもあるそうです。
次に注文したのは、「野菜たっぷりごろごろグラタン」(1380円)。いい感じに焦げ目のついたベシャメルソースにスプーンを入れると、まさに野菜がごろごろ。にんじん、里芋、この緑の葉っぱはケールだろうか。
「今日の野菜はケールですね。グラタンの中の野菜は、その日に穫れたものが入るので、水菜のときもあれば、からし菜のときもあります。それににんじんとお芋系の何かが入ります」

この「野菜たっぷりごろごろグラタン」は、ランチでも提供されているそう。ランチは、サラダプレート(900円)、野菜盛り+週替わりミートのプレート(1000円)、「ファーマーズキーマカレー」「パクチーとハーブたっぷりガパオライス」(各1000円)「ケールグリーンパンケーキ」「スパイシーブリトー」「野菜たっぷりごろごろグラタン」(各1200円)などがあり、すべてにバケットかライス、さらに今日のクレンジングジュースがついてくる。

モデル事務所、芸能事務所なども多い土地柄ということもあり、健康や美容に意識を向けた人が多いこともあり、通りすがりにという人よりも、このお店の野菜が食べたいと言って来てくれる人の方が多いそう。それでも、やはり野菜だけでは物足りない人もいるだろうと、お肉のメニューもしっかりと用意されている。
こちらは、「豚のグリル りんごとホットペッパーのコンフィ〜シナモン・カスリメッティ〜」(1880円)。驚かされるのは、その豚肉の分厚さ。それを60度~70度の低温で25分ほどかけてゆっくりと調理。中がピンクな状態でサーブされる。
「シナモン、リンゴをオリーブオイルにつけたもの。ホットペッパー、上にかすり目というハーブを振りかけてあります。ナイフを入れたときの柔らかさが自慢です」
ひと口いただくと、たしかにお肉が柔らかい。これは、脂身が美味しいというやつだ。そのまま食べても十分な美味しさだが、りんごと一緒に食べたり、スムフについてきたもろみマヨをつけてみたりと食べ方次第でいろんな味に変化していく。ほかにもサーロインステーキや地鶏のグリルハーブスパイスのようなお肉料理が用意されている。
提供されるお水は、お野菜とフルーツを漬け込んだデトックスウォーター。ドリンクも、キュウリジントニック、生ジンジャーモスコミュールといった野菜を使ったカクテルやワイン、ケールをメインにしたベジドリンクなどもある。
「ヴィーガンメニューではなく、美味しい野菜を食べてほしい。野菜食べたいなと思ったら、まず思いだしてもらえるお店になりたい。そして、常に新しい野菜との付き合い方を提案していけたらなと思っています」

STAND BY FARM(スタンドバイファーム)松濤
 ○住所:渋谷区松濤1-28-11 Pigeon松濤高田ビル 1F
 ○電話:050-3461-0594
 ○営業:
 【ランチ・ティータイム】
   月曜〜金曜11:30〜15:00
   土曜・日曜11:30〜17:00
 【ディナータイム】
   月曜〜木曜、日曜17:00~24:00(LO23:00)
   金曜・土曜17:00~27:00(LO26:00)
 ○定休日:不定休

オオバリエ

楽しく美味しく食べることが好きで、魅力的なお店の情報を聞きつければ都内を中心に車を飛ばして行きまくり。憧れは海外旅行に行って美味しいものを食べまくることです。

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