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渋谷駅周辺を初のホコ天、カウントダウンイベントで新年を祝う!

渋谷スクランブル交差点などを含む渋谷駅周辺で2016年12月31日の大晦日、ニューイヤーを祝う公式のカウントダウンイベント「YOU MAKE SHIBUYA COUNTDOWN 2016−2017」が初めて開催された。主催は渋谷カウントダウン実行委員会(渋谷区、渋谷区商店会連合会、渋谷駅前エリアマネジメント協議会)。

渋谷区の20年後を見据えた「渋谷区基本構想」のもと、「YOU MAKE SHIBUYA」をキャンペーンスローガンとして、区・商店会・エリアマネジメント団体など官民一体の新しい取り組み。
渋谷を訪れる人びとが安全・安心に新年を迎えられるように、渋谷スクランブル交差点をはじめ、道玄坂、文化村通り、井の頭通り、公園通りなどの渋谷駅周辺の大通りを広範囲で交通規制(車両通行禁止)し、誰もが楽しめるカウントダウンの実現を目指して実施された。
31日22時より、渋谷駅周辺の車両通行禁止規制がスタート。すでにハチ公前広場には、新年を渋谷で迎えようと計画する若者や外国人観光客などで混乱状態であったが、22時30分より道路開放が始まるとともに密集していた人びとの波が街全体へ拡散。渋谷駅前ハチ公広場からスクランブル交差点やSHIBUYA109付近には、身動きが出来ないほどのカウントダウンを心待ちにする人びとでごった返した。主催者発表によれば、来街者は約6万7000人を数えたという。
23時より、スクランブル交差点地域をはじめとする街頭ビジョン計13台が一斉に稼働し、特別協賛の日本コカコーラのアンバサダーである綾瀬はるかさん、北島康介さん、きゃりーぱみゅぱみゅさん、阿部寛さんのメッセージが放映。
さらに俳優で渋谷区観光協会名誉理事長の別所哲也さん、渋谷カウントダウン実行委員会副会長の大西賢治さん、長谷部健渋谷区長、ピチカート・ファイブの野宮真貴さん、小池百合子東京都知事の挨拶が続き、いよいよカウントダウンへ。
街頭ビジョンで「10、9、8… 」というカウントダウンの数字が表示されると街中の人びとが一斉に大合唱をはじめ、「…3、2、1、ハッピーニューイヤー!」の後、「2017」「SHIBUYA」の文字が映し出されると同時に、「あめでとう!」などの歓喜の声が街全体を包み込んだ。
カウントダウン初開催となった今回であるが、今までのサッカーW杯やハロウィンの比にならないほどの群衆の多さに本当に驚くばかりだ。2020年の東京五輪に向け、大規模イベントでの群衆事故を発生させないためのシュミレーションとしても大きな意味を持ち、今後イベントを継続していく上での課題も見えてきたのではないだろうか。将来的にはニューヨークのタイムズスクエアのカウントダウンイベントと同じく、世界的に注目を浴びるビッグイベントへと成長してくれることを期待したい。

編集部・フジイタカシ

渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。

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