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伝説が走る! 代官山T-SITEでクラシックカーの祭典

恒例のクラシックカーのラリーイベント「La Festa Mille Miglia 2016(ラ・フェスタ ミッレミリア2016)」が2016年10月14日(金)、代官山T-SITEで開催されました。
1927年にイタリアで生まれたロードレース「ミッレ・ミリア」。その名の通り1000マイルを走るロードレースは、「世界で最も美しいカーレース」「走る芸術品」などと称され、今なお語り継がれる伝説の大会です。
その日本版として1997年にスタートした「ラ・フェスタ・ミッレ・ミリア」は、今年で20回目。レース最初のスタンプポイントである代官山T-SITEには、約130台の希少なクラシックカーが集結しました。
午後12時20分、最初に現れたブルーのブガッティは1927年のもの。
敷地内では、P.C.競技(決められたタイムで正確にコースを走り切ることを競うゲーム)が行われました。当コースは60メートル13秒の設定。クラシックカーとドライバーが一体となった、繊細で大胆なドライビングテクニックが披露される度、ギャラリーからはどっと大きな歓声が上がります。
イギリスからは、1950年代に大活躍した元レーシングドライバーのサー・スターリング・モスを迎え、20回の記念大会に華を添えました。

ちなみに同大会でエントリーできる車は、イタリアでミッレ・ミリアが開催された1927年〜1957年のわずか30年の間に製造されたもののみ(一部例外有)。目の前を過ぎゆく「走れる博物館」に、クラシックカーファンならずとも思わず目を奪われます。
1931年RALLY NCP 
1923年FIAT 501S 

ブガッティなどのフランス勢が目立つ今年のラインアップ。その中でも1927年BNCや、1931年ラリーNCPなどは「フランスの少数派で、本国でもなかなか見ることのできないモデル」だとか。なお、最も年式の古かったのは1923(大正12)年のフィアットでした。
左上:鈴木亜久里さん、右上:堺正章さん、左下:近藤真彦さん、右下:横山剣さん

堺正章さんや近藤正彦さんを始めとする芸能界からの参加者には、ひときわ大きな歓声が送られます!
会場にはクラフトビアバー「EL CAMION」が出現。招待客は、天王洲「T.Y.HARBOR BREWERY」直送のクラフトビールを片手に、まるでブリキのおもちゃのようなクラシカルな車体と、そのフォルムからは想像がつかない豪快なエンジン音に酔いしれます。
約1時間かけて無事にチェックポイントを駆け抜けた約130台は、この後、新潟県湯沢、長野県軽井沢、神奈川県箱根の1都7県1,166.9kmを走行。2泊3日の日程を経てゴールを目指します。

ゴール地点となる原宿・明治神宮では、この美しいクラシックカーの車列を目の当たりにできるビッグチャンス! ゴール到着は10月17日(月)16時15分〜17時15分を予定しています。ぜひこの機会に会場に足を運んで、アジアで唯一のFIVA(国際クラシックカー連盟)による国際格式ラリー「La Festa Mille Miglia」の品格を体感してみてはいかがでしょうか。

La Festa Mille Miglia 2016(ラ・フェスタ・ミッレミリア 2016)
○開催:2016年10月14日(金)7:00 〜 10月17日(月)22:30
○公式:http://www.lafestamm.com/2016/index.html
※原宿・明治神宮のゴールは10月17日(月)16:15〜17:15を予定。

土屋絵美(代官山ひまわり)

代官山を拠点に活動するNPO法人「代官山ひまわり」。所属するママさんライターが渋谷情報をお届けします。

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