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ホテルのラウンジ!? 渋谷TSUTAYAに大人の書籍フロア「SHELF 67」が出現

JR渋谷駅ハチ公口のスクランブル交差点前方に位置するのが商業ビル「Q-FRONT」。地下2階から地上8階で構成されるビルは、「渋谷の顔」と言える存在だ。ご存知の通り、Q-FRONTのほとんどのフロアはTSUTAYAが占めている。そのうち、コミック以外の書籍や雑誌、WIRED CAFEがあった6F、コミックフロアだった7Fが、名称も新たに「SHELF 67」として、2015年10月に新装オープンした。なんと構想から2〜3年もの時間をかけて作り上げたという。はっきり言おう。ここは、最高に居心地が良くて、最高に刺激的な場所なのだ。大声で誰かに自慢したくなるような、でもやっぱり、そっと自分だけの秘密の場所としておきたいような、そんな空間である。

店内のコンセプトは「賑やかな書斎」。天井まで届きそうなくらい高く、店内をぐるりと囲むように設置された木調の棚。6Fと7Fの中央部分に設置された吹き抜けの大きな階段。7Fのカフェから流れる気持ちよい音楽。ビンテージやアンティーク調の小物のディスプレイ。そして、お酒も食事も味わうことができる快適なカフェ。なるほど、確かに「書斎」である。落ち着いた、大人の雰囲気の書斎。本当にここは渋谷なのかと錯覚を覚えるほどのゆったりとした空間が広がっている。
新しいフロアの構成は、カルチャーの発信地であり、ファッションの街である渋谷ならではのもの。6Fはワークスタイル、ライフスタイル、旅、カルチャー、エンターテインメントを、7Fはファッション、写真、アートといった書籍や雑誌のジャンルを展開している。
特に7Fは、ファッションに特化したユニークなフロアだ。クリエイター向けの「創る」棚、出版や広告業などに携わる人向けの「魅せる」棚、ファッションが好きな人向けの「楽しむ」棚といったように、「ファッション」という軸に向かって、あらゆる方面からアプローチする棚作りが特徴だ。一歩フロアに足を踏み入れれば、壁面棚という大胆なディスプレイも相まって、そのビジュアルの美しさに圧倒されること間違いないだろう。
これら圧巻の壁面棚の中央に位置するのが、カフェ「WIRED TOKYO 1999」。もともと、6Fにあった「WIRED CAFÉ」が7Fへと移り、名称も新たに生まれ変わった。大幅なリニューアル点は3つ。まず初めにBOOK&CAFÉがより一つの空間として横断的に行き来しやすい空間になったこと。

2つめは、英語とフランス語が対応可能な外国人スタッフを常置したこと。7Fで取り扱う洋雑誌の数を大幅に増やしたこともあり、欧米を中心とする外国人利用客がぐっと増えたとか。

3つめは、メニューが充実したこと。かつては、いわゆる「カフェメニュー」が中心であったが、パスタやピザ、バーガーのほか、グリルやライスメニューなど、男性客も利用するに耐え得るメニューが揃った。
ファッション業界に携わる人々はもちろん、渋谷で働くビジネスパーソンや東京在住あるいは観光に来た外国人など幅広い人々を満足させてくれる「SHELF 67」。またひとつ、渋谷の名所ができたと言っても過言ではないだろう。

SHIBUYA TSUTAYA「SHELF 67」
〇営業:10:00〜26:00/定休日 不定休
〇住所:渋谷区宇田川町21-6 6・7F
〇電話: 03-5459-2000
〇公式:http://store-tsutaya.tsite.jp/storelocator/detail/2312.html

田賀井リエ(代官山ひまわり)

代官山を拠点に活動するNPO法人「代官山ひまわり」。所属するママさんライターが渋谷情報をお届けします。

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