ミス・インターナショナル各国代表が「渋谷の街」ツアーを開催
ミス・インターナショナル各国代表の約70名が、渋谷の街を歩き、SHIBUYA109や東急ハンズ、渋谷ヒカリエでショッピングを楽しむツアーが開催されました。美やファッションに強いこだわりをもつミスたちは、オリジナリティの高いトレンドの発信地として世界的にも知られるSHIBUYAからどのような印象を受けたのでしょうか。
■渋谷駅前スクランブル交差点にさっそうと登場
今年で55回目を迎える「2015ミス・インターナショナル世界大会」が、11月5日、都内ホテルで開催されました。これに先立つ10月23日、各国代表の約70名による「渋谷の街」見学ツアーを実施しました。全世界に向けた渋谷の魅力発信を目的として、東急電鉄が主催したものです。
スクランブル交差点に登場した一行。スマホをかざして撮影するミスも。
午前9時30分、渋谷駅前スクランブル交差点に一行はさっそうと登場。街を行き交う人々は華やかな一団にびっくりした様子で、すかさずスマホのカメラをかざす姿も見られました。
一方のミスたちも、今や世界的スポットとして知られるスクランブル交差点の光景は印象的だったようで、大型スクリーンを撮影したり、中には自撮棒で記念撮影をするかたも見られました。
「SHIBUYA109」正面外階段で記念撮影
「SHIBUYA109」正面外階段での記念撮影後は、そのままショッピングへ。さすがにファッション感度の高いミスたち、すぐに買い物に夢中になり、“amazing!”といった声も聞かれました。
ショッピングを楽しむミスたち。
レディスウェア「DaTuRa(ダチュラ)」でコートを試着していたフィリピン代表のジャニセル・ルビナさんは、「このボアの付いたコート、とっても可愛いでしょ。今日はちょっと肌寒いからいいかも。フィリピンは年中暖かいから、あまりコートが売っていないのよね」と目を輝かせていました。ひときわ人だかりがあったのは、アクセサリーショップ「SARAH ZODIAQUE(サラゾディアック)」。北マリアナ諸島代表のジアン・ジョイナーさんは、「サイパンにはこんなに素敵なジュエリーショップはないわ」と、まとめ買いをしていました。
グランプリに選出されたベネズエラ代表のエディマー・マルティネスさんと、修学旅行の女子高生たち
109には修学旅行中の女子高生も多く、ミスたちは気さくに記念撮影に応じていました。女子高生に向けて「カワイー」を連発していたペルー代表のシンシア・ルシア・トット・モントロさんは、「ちゃんと意味も知っているわ、スペイン語では“bonita”(可愛い)よ。109は初めて来たけど、モダン、ティーンズ、トラディショナルと、いろいろ揃っていて楽しかったわ」とご満足の様子でした。
女子高生との撮影に応じるミスたち(右がペルー代表のシンシア・ルシア・トット・モントロさん)
■ハンズでは美容グッズやコスメのほか、日本製の文房具も人気
「東急ハンズ」への移動中、たくさんのショッピングバッグを抱えるミスの姿も。「コートにポンチョにカーディガンに……。3万円も使っちゃったわ」と、ジブラルタル代表のビアンカ・ピシャレロさん。
右)ジブラルタル代表のビアンカ・ピシャレロさん
ケニヤ代表のユニース・オニャンゴさんは、「とってもアメイジングなショップばかり。バッグとトップスを買ったわ。ただ、ブーツの長さが合わなかったのがちょっと残念」と、あまりのスタイルの良さが裏目に出ることもあったようです。
東急ハンズでは、ビューティー&コスメ売り場が一番人気。美容グッズや化粧品のバリエーションの豊富さは、美に対して並々ならぬ情熱をもつミスたちの心もがっちりと捉えた様子。店員さんから熱心に商品説明を聞く姿があちこちで見られました。パッケージに浮世絵が描かれたエッセンスマスクを大量に購入していたのは、キューバ代表のヘイディー・ファスさん。「とても日本らしいので家族や友人へのお土産にと思って」。
ブラジル代表のイージス・ストッコさん
その他に人気が高かったのは文具コーナー。ブラジル代表のイージス・ストッコさんは、ZEBRAのボールペン「SARASA」を手に取り、「これは日本の有名なメーカー? 可愛いし、書きやすいし、安いし、ブラジルにこんなペンはないわ」と、お土産用に10本ほど購入していました。
街ゆく人びとに気さくに声をかけるミス・インターナショナルたち
■渋谷ヒカリエでは繊細な和菓子に目を奪われる姿も
続いて「渋谷ヒカリエ」11階「THEATRE TABLE」で、渋谷区長の長谷部健さんなども参加され、昼食を兼ねた懇親会を開催。
得意のフラダンスを披露。
ハワイ州代表のブリアナ・アコスタさんのフラダンスなどミスによる特技披露でも盛り上がる一幕もありました。
デパ地下で和菓子に興味津々のお二人
その後は、渋谷ヒカリエで1時間ほどお買い物。エルサルバドル代表のエウヘニア・アボラスさんとアルゼンチン代表のヘレナ・ズイアニさんは、繊細なつくりの和菓子に興味津々の様子で見入っていました。
ツアー中、各国のミスの案内役も務めた日本代表の中川愛理沙さんは、「ミスたちはみんな仲が良く、とても楽しい時間を過ごしています。ミス・インターナショナルへの出場は人生で一度きりの経験ですので、後悔がないように自分らしく楽しみたいです」と語ってくださいました。
ミス・インターナショナルは、ミス・ワールド、ミス・ユニバースと並ぶ、世界3大ビューティ・ページェントのひとつ。今回は女優の藤原紀香氏やデザイナーのジュンココシノ氏らが審査員を務め、グランプリには、ベネズエラ代表のエディマー・マルティネスさんが選出されました。日本代表の中川愛理沙さんは、「ミス・ナショナルコスチューム賞」に輝いています。
取材・文/二宮 亮太 撮影/松葉 理
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