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渋谷に漫画ファンを魅了する新スポットが誕生!−マンガサロン『トリガー』

バグーズ、アプレシオ、ポパイ、マンボー、ゲラゲラ、ムーパなど、渋谷にはネットカフェが多数あります。マンガ好きにとったら過ごしやすい街と言えるかも知れません。そんな渋谷に堀江貴文さんが代表を務める書評サイト「マンガHONZ」プロデュースの、マンガの新名所がオープンしました。その名もマンガサロン『トリガー』。「運命の一冊と出会えるきっかけ(=トリガー)となったら」という思いから名づけられたそう。
今回はそのトリガーにお邪魔しました。店内は、暗すぎず明るすぎず、なかなか落ち着いた雰囲気です。温かみのある本棚に陳列されたマンガたち。店内に響くジャズミュージック。22席のハイチェアとソファ。そしてバーカウンターもあります。こんなおしゃれ空間ならば、女性客が多いのも頷けます。
トリガーの面白いところは、運命のマンガとの出会いのきっかけ作りをサポートしてくれるコンシェルジュが常駐している点。「面白いマンガを読みたいけど、たくさんありすぎて何を読んだら分からない」「いまの気分にあったマンガを読みたい」そんな人は、ぜひ、コンシェルジュに声を掛けてみてください。数多あるマンガを読みこなしたコンシェルジュが、お店に並ぶ約4,000タイトルの中から、きっとあなたの心を射止めるような漫画を探し出してくれます。

今回は、店長でもありコンシェルジュの兎来(とらい)さんに渋谷文化の読者向けにおすすめのマンガをチョイスして頂きました。

写真:『花もて語れ』

まずは「晴れたある休日。代々木公園で芝生の上で横になって読みたい一冊は?」という質問に対して、コンシェルジュが提示してくれたのは、片山ユキオ著『花もて語れ』。冒頭から芝生の上に寝転ぶ主人公のシーンから始まるこの作品の題材は「朗読」。「物語の中に物語が展開し、広大な世界が広がっている」とコンシェルジュ。

写真:『GALS』『ギャル男VS宇宙人』

次に「渋谷ヒカリエから変わりゆく渋谷の街を眺めながら読みたい一冊は?」。兎来さんが棚から取り出したのは吉沢潤一著『ギャル男VS宇宙人』と藤井みほな著『GALS』の2冊。前者は2013年出版、後者は90年代に出版されたもので、ともに渋谷が舞台となっています。「新旧の渋谷の移り変わりを知ることができる」。

写真:『のの湯』『猫とふたりのかまくら手帖』

さらに「仕事に疲れた時に読む一冊は?」。コンシェルジュがおすすめするのは釣巻和著「のの湯」と、吉川景都著『猫とふたりのかまくら手帖』の2冊。前者は『孤独のグルメ』の著者でもある久住昌之原案の銭湯マンガ。後者は、鎌倉を舞台に描かれる5匹の猫と新米夫婦が織りなすコメディーマンガ。確かに、どちらも癒されそうですね。

写真:『波よ聞いてくれ』を持った兎来(とらい)さん

最後に「コンシェルジュ一押しの今年上半期の一冊は?」。店長の一押しと言って差し出したのは、沙村広明著『波よ聞いてくれ』。5月に第1巻が発売されたばかりのこの作品は、「セリフのセンスがすばらしく、男性の著者にして、ここまで女性の気持ちを如実に描いた作品はなかなか見つからない」とのこと。コンシェルジュを唸らせるこの一冊、ぜひ、読んでみたいですね。

写真:『ガットショット』

トリガーでは毎月多数のイベントを展開していく予定だそう。直近では、7/11(土)にポーカーマンガ『ガットショット』主催でポーカー大会が行われ、優勝者には作中に登場する権利を得られるとのこと。自由参加なので、興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

最後に。トリガーはあくまでも「運命の一冊に出会えるきっかけ」であるため、置いてあるマンガは1タイトルにつき3冊まで。ネットカフェに行く前にトリガーでコンシェルジュに漫画をおすすめしてもらうという楽しみ方もできるかもしれませんね。ただし、トリガーで扱っている4,000タイトルはネットカフェに置いてないようなディープな作品もあるのでその点はご勘弁を!

マンガサロン『トリガー』
○住所:渋谷区渋谷3-15-2 コンパルビル4F
○時間:平日17〜23時30分、土日13〜23時30分(23時LO)/年中無休
○料金:1ドリンク+500円のチャージ料(※年間会員はチャージ料無料)
○公式:http://mangasalon.com/
○twitter:@mangasalon_T

代官山ひまわり

代官山を拠点に活動するNPO法人「代官山ひまわり」。所属するママさんライターが渋谷情報をお届けします。

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