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渋谷から始まる
新しい「ものづくり」のムーブメント

小学生の時に一番好きだった科目は「図工!」という人は多いはず。 3歳になる私の子どもも、ものごころがつく頃から既に粘土遊びや工作が大好きだったりする様子を見ていると、「ものを創り出す」という欲求は、人間に生来備わっている欲求なのではないかと感じます。

でも大人になって、ふと気づくとあんなに好きだった図工や工作が、いつの間にか遠いものになってしまった、という人も多いのではないだろうか。

■ITの街、渋谷で動き出している新しい「ものづくり」とは
ところで「ものづくり」とはなんでしょうか。 Wikipediaによると「製造業やそこで使われる技術、人々のことを指し、特に職人などの手による高度な製造の場合にこういった表現を用いられることが多い」とされています。

そういった「ものづくり」という言葉から大田区をイメージする人も多いでしょう。 実際に大田区には約4,000もの小規模な工場が集積し、主に金属を素材とした製造業の技術は世界的に有名です。

でも我々一般の人には少し遠い世界で、こんなものが作りたいというイメージがあっても それを工場に持っていくことは、ものすごいハードルが高いですよね。

実はここ渋谷で、従来とはちょっと違った「ものづくり」が渋谷周辺で動き出しています。 今までの「製造業的ものづくり」と違うのは、個人が気軽に使えるところ。 例えば道玄坂にある「FabCafe」は名前の通り、美味しいコーヒーやスイーツ(今ならかき氷も!)を提供するカフェ。 普通と違うのは、お店の中に3Dプリンターやレーザーカッターがあること。 マカロンに好きなデザインを印刷したり、iPhoneケースに愛犬の写真をレーザーで焼き付けたり。 初心者でも大丈夫なように、ワークショップも開催しているので安心です。

また無印良品の大型店(西武モヴィーダ館)の7FにはLOFT&があり、下の無印良品やの商品に、 UVプリンターや、レーザーカッターを使ってカスタマイズができるんです。


このようなFabスペースと言われる、今までは工場にしかなかった機械を最新のデジタル技術によって個人が気軽に利用したり楽んだりできる拠点が 渋谷周辺を中心に2012年ごろから集積してきています。

■TOKYO FABBERS発足
そんな動きの中、渋谷周辺の6つのFabスペース(FabCafeFabLab ShibuyaMakers’ BaseHappy PrintercoromozaIID世田谷ものづくり学校)が集まり 「TOKYO FABBERS(トーキョー・ファバーズ)」を立ち上げた、という記者発表会が7/28(月)、渋谷ヒカリエにて行われました。

このTOKYO FABBERSの目的は、「デジタルファブリケーション技術を軸にものづくりをベースにした新しいライフスタイルを創造する人をサポートすること」。 いうならば、初心者でももっと気軽にものづくりをしやすくなるような支援をするコミュニティをつくること。 例えばワークショップなどを連携して開いたり、その情報をサイトで幅広く情報発信していくそうです。

渋谷で、さらにぐっと「ものづくり」の動きが加速していきそうですね。

必要なものは何でもインターネットで買える時代になったからこそ、子どもの頃の創る楽しさを思い出して、自分だけの「ものづくり」をしてみませんか? きっとオリジナリティのあるモノは、ギフトにしても喜ばれると思いますよ。

【参考】
夏休みに体験できる子ども向きワークショップ
これから楽しめるクリエイティブ系ワークショップをご紹介いたします。

・こどものためのワークショップ博覧会 ワークショップコレクション10
http://wsc.or.jp/
・LOFT&SUMMER SCHOOL2014
http://www.loft.co.jp/loftand_summer_school_2014
・こども科学センター ハチラボ
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/edu/bunka/hachirabo.html

sachi

アラフォー。渋谷区内に勤務の2児の母。 趣味は写真を観たり、撮ったりすること。

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