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「NUMEN/FOR USE」アジア初個展
地蜘蛛の巣のようなテープインスタレーション

オーストリア、クロアチアを拠点に活動している「NUMEN/FOR USE(ヌーメン/フォーユース)」のアジア初個展が現在、青山スパイラルガーデンで開催されている。

アーティスト集団「NUMEN/FOR USE」は、クリストフ・カツラー、スヴェン・ヨンケ、ニコラ・ラデルコヴィッチの男性3で構成。舞台美術、インダストリアルデザイン、空間デザインやパブリックアート、インスタレーションまで領域を超えた様々な分野で世界的に活躍するグループである。グループ名は機能的な家具等のデザインをするときは「FOR USE」を使用し、自由なクリエーションを制作するときは「本質」「実質」の意味を込め「NUMEN」の名称で活動をしているそうだ。
現在開催中の「TAPE TOKYO」では、彼らの代表作である「テープインスタレーション」が展示されている。その壮大なスケールに感動を覚えると共に、まるでアスレチックのような遊び心に富んだ構造にワクワクが止まらない。

でも、こんな大きな構造物を一体どのように作ったのだろうか?

なんと、このインスタレーションは、上写真のビニールテープを幾重にも巻き付けながら作られたもの。また、巨大な繭や地蜘蛛の巣を思わせる構造内部に人が入ることもできるのだ。

ビニールテープで釣っている構造であるため、同時に内部に入れる人数は4名、中央部の円になっているところは2名までに制限されている。

白い繭に包み込まれるような「安心感」や、ハンモックに揺られているようなフワフワとした「浮遊感」など、日ごろ私たちが体験しない感覚を刺激してくれる。

何しろ大きくて、美しくて、楽しいアート。ぜひ、多くの人たちに観てほしい。

「TAPE TOKYO」
〇会期:2013年12月4日(水)まで
〇時間 11:00〜20:00
〇会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
〇入場:無料
〇公式:http://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_848.html

編集部・フジイタカシ

渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。

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